ラトビアの中堅銀行Hipoteku Bankaが邦銀から1300万ラトのシンジケートローン契約を結んだと発表している。
Hipoteku Bankaは、アジアの金融機関との関係強化を目指しており、今回のシンジケートローンもその一環だとしている。
今回、シンジケートローンに応じたのは、三井住友銀行と中央三井信託銀行で、融資期間は5年間となっている。
中国向けの天然ガス供給が頓挫しかねないようだ。
サハリン 2及びKovyktaプロジェクトでロシア当局が臍を曲げている中、もう一つのプロジェクト サハリン 1でも先行きが曇り始めている。
エネルギー省では、ガスプロムが主張するサハリン 1から産出される天然ガス全てを国内向けとするという意見を支持しており、エクソン(Exxon Neftegaz)が主張する中国に供給するといった意見を一蹴している。
Andrei Dementyev産業エネルギー副大臣は、サハリン 1のガスが外国に廻った場合、国内のガス供給は不足してしまうと中国向けと主張するエクソンと対峙するコメントを出している。
ガスプロムのAlexander Ananenkov副代表も極東の4つの地区が年間に必要とする150億立方メートルのガスが中国に輸出されることはロシアにとって有益ではないとエクソンの主張に対立しており、政府と同じ意見を示唆している。
エクソンでは、06年10月に中国のCNPCとの間で年間80億から100億立方メートルの天然ガスを供給する仮契約を結んでいる。
不動産売買件数が減少し、価格も下降し始めたことからエストニアの不動産ブームも終わりを告げている。
エストニア中央銀行が07年第1四半期報告の中で、販売期間が伸び始めたことで不動産開発業者が販売に苦しんでいると不動産市場を分析している。
エストニア銀行(Eesti Pank)のAndres Sutt副頭取は、不動産市場の停滞は、一部の業者に影響を与えるに留まるとの見通しを示したが、もし経済成長が劇的に低下などした場合には、市場は大きく影響を受けるかもしれないとも示唆している。
また、Jaak Tors中央銀行執行役は、現状は不動産市場が安定していた数年前の状況に似ているとも述べている。
中央銀行によると、タリンの空きマンションは、この2年で2倍に増加しているという。
不動産アナリストのHannes Kuhlback氏は、今年度末までに不動産価格は下降していくとの傾向を予見し、不動産購入の最も重要な要素はロケーションであり、今、販売を急いでいる物件の多くが売れなくて困っているものが多いと分析している。
エストニアが自国通貨クローンを導入してから15年の月日が経った。当初はドイツマルクとペッグされ、1マルク、8クローンで取引されていた。
クローン導入時には、1500ソビエト・ルーブルが150クローンで換金された。
そのクローンも早ければ2011年前後にはユーロに取って代わられる。
ラトビア銀行によると、5月のローン金利が4月に比べて上昇が鮮明になっている。
ローン金利は、この5月にラト建ての個人向けで1.62%の上昇となり、外貨建てでも0.06%高い6.03%となっている。
法人向けでは、ラト建ては5月には年率10.1%で、4月の10.35%からは若干の低下となっている。外貨建てでも5月は4月から0.38%低下した6.25%となった。