07年5月の失業率が5.9%にまで改善している。
国立就労局(NVA)によると、5月の失業率は、4月からは0.2%改善したという。5月始めには6万5118人が失業登録をしていたが、月末になって失業者数は6万2833人にまで減少した。
都市別の失業率は、リガ3.4%、ベンツピルス4.4%、リエパヤ5.5%などが国内でも最も低い失業率となっている。
ロシア最大の銀行スベルバンク(Sberbank)が1-5月期に444億ルーブルの純利益を計上したことを20日発表した。
昨年同期には、371億ルーブルの利益となっていた。
今年上半期の純利益を同行では510億ルーブルと予測しており、現状では500億から520億ルーブルに落ち着く公算が高まっている。
ロシアでの原油生産の収益性が劇的に低下しているという。
ルクオイルのLeonid Fedun副社長は、ルネッサンスキャピタル主催の第11回投資会議で、今後8〜9年の間にロシアでは最低でも3000億ドルの投資がないと現在の原油生産を維持できないと懸念を示唆している。
同氏は、ロシアの軽油などは外国ものより収益性が低くなりつつあり、不十分な投資が今後数年の内に石油不足を生み出すことも有り得ると早急の解決策が必要と唱えている。
ロシアでは、02年から06年の間に石油会社各社から収益の42%を税金として吸い上げており、石油会社が投資に回せる資金が不足している現状への理解が今、政府に求められている。
毎年世界各都市の生活費比較を行うMercer Human Resource Consultingの2007年度版調査で、リガはバルト3国の首都の中で最も物価高であることが明らかになった。
リガの物価水準は世界第72位だという。昨年の順位は81位であったので、今年は9つ順位を上げたことになる。
バルト3国それぞれの首都を見ると、エストニアのタリンは、世界第90位で、06年度の96位から6つ順位が上がり、リトアニアのヴィルニスは06年度の116位から97位まで19つも順位を上げる結果となった。
因みに、ヨーロッパで最も物価高となったのはロシアのモスクワで、反対に最も物価であったのは第108位のブルガリアのソフィアであった。
Mercerによる調査は、世界143都市を対象に200項目を上回る調査結果のランキングとなっている。
米グーグル(Google)がバルト3国の本社をリガかタリンに置く意向であることを示唆している。
ラトビアのIna Gudele E-政府大臣がグーグルがリガかタリンにバルト3国での本社を設置することをまだ決めかねているとグーグルがバルト3国に進出することを仄めかしている。
同大臣によると、リガはタリンよりもオフィス候補として一歩先を行っているという。
実際にリガには米マイクロソフトがバルト3国での本社機能を置いており、世界屈指のIT企業がよりリガを好むとして、リガの優位性が勝っているという。