エストニア統計局が3月の貿易赤字が拡大したことを発表した。
同局によると、3月の貿易総額は252億クローンに上り、貿易赤字は46億クローンまで拡大し、前年同期の37億クローンから9億クローンの増加を記録した。
3月期の輸出高は103億クローンに上り、前年同月期比3%減で、輸入額は前年同月期比4%増の149億クローンであった。
エストニア統計局によると、2007年第1四半期に銀行業界で従業員平均9500クローン(9万5000円強)ものボーナスが支出されたことが明らかになった。丁度1年前のボーナス支給では平均して7000クローンが支給されている。
高額支給を行ったハンサバンクのPriit Poldoja代表は、ボーナスが同行の事業の成功を支えているとして、実際、昨年に同行では従業員1人平均5万クローン(50万円強)のボーナスを支給したことを明らかにしている。
また、サンポバンクのAivar Rehe代表も、同行でも従業員平均で5万クローン強を支給したことを示唆している。
所得増から裕福になってきたモスクワの所得中間層の3分の2が貯金をしていないという。
モスクワで所得が1500ドル以上という条件の下行われた聞き取り調査で、83%の市民が貯金をする際には、銀行預け、3%がミューチュアルファンドなどに投資すると答えている。
ただし、この層では、殆どの市民が財布の中身を気にすることなく、所得の殆どを消費に回してしまうとの結果が出されている。
今調査はMarketUpと広告会社SAUCE Strategyが行っている。
今調査の中間層と見られる所得2000ドル以上の所得層では、既に外国車と持ち家に住んでいる。
所得1500ドル以上の市民の大半は貯金には余り興味を示さず、所得のずべてを消費に回してしまうという。この層では、66%の市民が貯金を全く持っておらず、借金して住宅を購入し、自動車ローンを得て新車を購入するという。
今後2年間にロシア企業70社強がIPOを計画しているとアレクセイ・クドリン財務相が示唆している。
06年度にロシアはIPO規模で世界第5位となり、国内外で15社が株式を公開し、市場から167億ドルを調達している。企業によるIPOが増加していることから株式市場も急速に拡大し、これまでの7年強で市場は大きく飛躍してきた。
RTS市場は、この期間に13.4倍となり、MICEXでも11.7倍と急速に市場が拡大した。2005年度は、市場規模は全体で倍増し、06年度には2.4倍を記録している。
多くの企業が市民の所得増と消費の拡大を背景に、急成長が続く株式市場で資金調達を急ぐ傾向が強まっている。
ロシアでは、2007年から2010年までに賃金は1.94倍、1万728ルーブル(約414.2ドル)から2万815ルーブル(約803.7ドル)にほぼ倍増すると見られている。
アメリカのナスダック証券市場(NASDAQ Stock Market Inc.)がバルト3国の証券市場の親会社であるスウェーデンのOMX ABを買収することで協議に入っていることを示唆している。
買収が成功した場合、新会社はNASDAQ OMX Groupとなると見られている。
買収協議では、株式交換と現金が使われ、OMX株1株に付き、ナスダック株0.502株と94.3クローナが支払われる。買収金額は総額で37億ドルを上回り、ナスダックの欧州での足場が固まることになる。