米メディア大手フォーブス(Forbes)がノルウェーのメディア最大手Schibstedの買収に興味を示している。
フォーブスのSteve Forbes代表は、価格が妥当であればどこでも買うと強気の発言を発している。もしSchibstedがフォーブスに買収された場合、同社が傘下に治めるエストニアのEesti Meediaも同時にフォーブスに渡ることになる。
このEesti Meediaは国内で日刊紙ポスティメスやSL ohtuleht50%株及びAjakirjade Kirjastus株50%といった出版部門の他、テレビ局Kanal 2、ラジオ局Tartu Raadioなどを所有している。
国営の大手石油会社ロスネフチ(Rosneft)が07年6月から日産25万トンの原油生産に入り、国内トップに上り詰めるという。
4月末にロスネフチは、投資家向けの情報として、埋蔵量規模で世界でも上位に入ることになると明かしていた。
06年12月31日時点で、同社は159億バーレルの原油と24.8兆立方メートルのガスを含む200億バーレルの相当の原油資源の埋蔵量を誇示している。
昨年末時点での埋蔵量からは、今後30年分の炭化水素と27年分の原油、51年分の天然ガスを確認していることになる。
日刊紙AripaevのチーフエディターIgor Rotovが、所有するメディアグループEkspress Grupp株を売却することを視野に入れていると示唆している。Ekspress Gruppはこの春に株式公開を果たしたばかりである。
Rotov氏によると、Ekspress Gruppの株価が23日朝、IPO時の水準まで下落したことで自身が所有する株式8000株を真剣に売却するかもしれないと示唆している。
同氏は、この所の広告市場の好調さが期待されていたことから、同グループの第1四半期の結果に満足できないとも語っている。
Ekspress Gruppの第1四半期の中間決算内容は、売上が2億5000万クローン(1600万ユーロ)で、前年同期比で18%の増加に留まっていた。
収益については、同四半期には前年同期比6%増の1820万クローン(120万ユーロ)であった。
23日の株価は、終値で5.75ユーロまで下落し、IPO価格を下回る結果となった。
エストニアのRotermanni Gruppがラトビアで大型投資を行った。同社は最近、リガのRigas Sporta Pilsを買収したという。その他にもRotermann Grupp代表のUrmas Soorumaa氏は、ラトビア前首相であるAndris Skele氏の娘から大型不動産を3億5000万クローンで買収したことを発表した。
これまでにもエストニア企業はラトビアの不動産市場へ積極的に投資を繰り返してきたが、この所の傾向は、ラトビア企業を買収する動きが活発となっていた。
エストニア企業の傾向は、投機的な不動産購入ではなく、明確な事業開発計画を伴う傾向がある。
企業買収としては、エストニアの投資会社Alta Capital Partnersがラトビア第3位の酪農企業Rigas Piensaimnieks株80%を最近買収している。同社では、この春にもLECも買収している。
また、昨年にはエストニアのSIA Metro Capital Management(Arle Molder代表)がKrasta Streetに総面積5万平方メートルのオフィス軒とSporta及びGrostones Streetに6万平方メートルのマンション軒を建設することを発表している。
同計画では、2億ユーロを計画している。
現行の不動産税率は1.5%であるが、段階的に税率が低下されるかもしれない。
ラトビアの労働団体連合会(LDDK)が現行税率1.5%は悲劇を生んでいるとし、危機を招く諸員となっていると示唆している。
LDDKによると、高税率からラトビア企業は競争力が削がれ、輸出高も低下しているという。多くの企業が実際に、資産を切り売りし、納税資金を調達したり、開発資金に向けている。
LDDKでは政府に対して、現行の1.5%を0.2〜0.5%へ現前されるべきだと呼びかけている。