ガスプロム役員会は、昨年度分として1株2.54ルーブル(約0.1ドル)を配当とすることを株主総会で提案するという。配当金額は一昨年からは69%も引き上げられることになる。
配当の支払いは07年12月31日以前までに行う計画。配当金額の決定は、6月29日の株主総会で決定される。
ガスプロムは、昨年5560億立方メートルの天然ガスを生産し、05年度より10億立方メートルも増産させている。原油生産に関しては、昨年は3400万トンを生産し、濃縮ガスは1140万トンを生産した。
現在、ガスプロムの株主数は国内外で約50万人に上り、資本金は約45億7000万ドルとなっている。最大の株主は、ロシア政府で過半数の株式を保有している。
また、06年度には3436億8000万ルーブル(約132億7000万ドル)の収益を計上している。
ロシア最大の銀行Sberbankが21日の役員会議で株式を1000分割、優先株を20分割することを承認した。
これにより同行株は1株3ルーブル(約0.12ドル)にまで下がることになる。最終的な決定は、6月29日の株主総会で承認を得ることになる。
同行のAndrei Kazmin頭取によると、今回の株式分割は新たな投資家からの人気を集めることを目的としているという。現在、同行株の額面額は1株3000ルーブル(約116.3ドル)、優先株が60ルーブル(約2.3ドル)とされている。
株式市場での株価は、1株3820ドル、優先株が57.95ドルでそれぞれ取引されている。
ロシアがベンツピルスを経由するトランスネフチェプロジェクト・パイプラインでディーゼル燃料の輸送を停止する計画があるという。
燃料輸送はパイプライン修理のため一時的に停止される可能性があるとされるが、それが何時、そしてどれくらい続くのかなどは一切分からない。
業界では、パイプライン修理には少なくとも1年は掛かると見ている。また、輸送停止期間は、鉄道輸送も考慮されるが、費用対コストを考えると鉄道輸送は無理だと見られている。
これまでに同パイプラインでは、1日2万トンの輸送量が1万5000トンにまで削減されている。
国立歳入サービス税務犯罪局のVladimirs Vaskevics部長が21日に首都リガで自身の自動車が爆破され重傷を負っている。
警察によると、爆破された自動車はスバルのインプレッサで、Eksporta Streetのオフィスに駐車してあったという。
爆破は、エンジンを掛けたと共に爆破する装置のようだと警察では示唆している。
これまでに同氏は、オフィス周辺と自宅近くでも今回同様の自動車爆破経験があり、業務への嫌がらせだと見られている。
不動産開発業者Pro Kapital Groupがラトビアの首都リガのドミーナショッピングモール(Domina Shopping Mall)を24億クローン(約240億円)で売却した。
Pro Kapital GroupのAndrus Laurits役員は、同モール、4万平方メートル、をドイツの不動産業者KanAm Grundinvest Fondsに投資目的として売却を決めたことを明らかにしている。
同社によると、今回の売却額は、バルト3国では過去最高金額だという。