ロシア最大の鉄鋼会社エブラスグループ(Evraz Group)が国際会計基準に照らして06年度の決算内容を明らかにし、純利益が30.4増の11億8000万ドルに達したことが判明した。
売上高も27.4%増加した82億9000万ドルに達した。同社によると、06年度決算は過去最高の収支決算になったという。
Alexander Frolov会長は、今年度も06年同様の1600万トンの鉄鋼生産と5億7500万ドルの投資を行うと示唆している。
バルト3国最大の金融グループであるハンサバンク・グループ(Hansabank Group)が四半期ベースで07年第1四半期の純利益が1億900万ユーロを記録し、過去最高益となったことを25日発表した。
グループ純利益は昨年同期比で66%の増益となったほか、総収益は51%増の2億2200万ユーロを記録した。
また、昨年度の融資残高は、54%増の162億ユーロに達している。四半期毎を見ると、第3四半期が61%増、第4四半期が59%の増加をそれぞれ記録していた。
同行の今年度の融資残高の伸びは、エストニア、ラトビアで減少すると予測されている。
ロシアの日刊紙コメルサントがこれまでリトアニアに石油を供給し続けてきたドゥルジュバ・石油パイプライン(Druzba Pipeline)の利用が停止することになると報じている。
パイプライン調査の結果、同パイプラインの多くで修理箇所が見つかり、実際には全てを作り直さなければならないほど問題が深いという。
この23日にロシア環境・工業・核・監督局(Rostechnadzor)がUnechiaからPolockまでの同パイプライン上に8000箇所近い問題を発見したと発表している。
レポートによると、パイプラインは既に厚さが足りず、あちらこちらに硫黄が許容量を超えているという。
実際に問題箇所は、パイプライン全体の95%から発見されている。同パイプラインはこれまで年間1500万トンの石油を輸送してきたが、パイプラインを管理する露トランスネフチが再構築の意思がないことから、同パイプラインはこのまま使用停止されることは間違いない状態となっている。
リトアニア財務省が2010年までに平均月給(税引き前)が06年度の1500リタスから53%上った2289リタスまで上昇すると予測している。
同省では、同期間中の失業率については、06年度の5.6%から若干の改善となる5.1%にまで低下すると予測する。
財務省によると、近年の経済拡大は与信ブームが背景にあり、今後数年は経済規模はこれまでの様な急成長は期待できないとしながらも順調に経済成長が期待できると分析している。
同省のGDP成長率予測は、07年度7.2%、08年度5.3%、09年度4.5%、2010年度5.2%とそれぞれを予測している。
リトアニアでは直にスピード違反や駐車違反などしたドライバーがその場で罰金をクレジットカードで行うことが出来るようになる。
道路運輸当局と国立財務当局がハンサバンクとの間で3者契約を結び、ドライバーへの罰金徴収を速やかに行えるようになるという。
同計画では、各地気の道路運輸局にカードリーダーが設置されることになっており、同じく携帯式のカードリーダーも提供される手筈となっている。
外国人ドライバーによる通行料金支払いも今後はカードの支払いが出来るようになる。因みに利用可能なカードは、VisaとMasterCardの2つとのこと。