エストニアのインフレ率の上昇が止まらなくなってきた。エストニア中央銀行は18日、07年度のインフレ率が5.1%にまで上昇すると予測している。
これまでは、07年度のインフレ率を4.5%と予測していた。
また、08年度もこれまでの4.7%から5.6%にまでインフレ率は上昇すると予測しており、経常赤字は今年GDPの15.2%、08年度でも13.8%に達すると試算している。
エストニアの中央銀行であるEesti Pankは18日、07年度の経済成長率予測を当初の8.3%から8.4%に上方修正したことを発表した。
同時に08年度のGDP成長率予測を7.6%から6.5%に引き下げている。
同行によると、エストニアのインフレ率はEU諸国内でも上位に留まり、ユーロ導入はより困難が続くと示唆している。
オランダのVitol Groupが子会社のEuromin Holdings(キプロス籍)がVentspils Nafta株8.31%を新たに買い増したことを明らかにした。
これによりVitolが保有するVentspils Nafta株は43%に達した。
今回Vitolが買い増したVentspils Nafta株5.71%は英バージンアイランド籍のAvenue Emerging Markets Fund LTDから取得したものである。
これまでの所、残りの2.6%は何処から取得したかは明らかにされていない。
ビールメーカーGubernijaが5月1日から生産をフル稼働させることを明らかにした。再稼動スケジュールが明らかになった一方で新社長のRomas Bubnelis は辞任することになる。
Gubernijaの事業再開計画を受けて、同社株の取引が18日から再開されている。18日の株価は、一時期14.4%下落した1.19リタスまで下落する局面があった。結局、終値は、1.20リタスで終えている。
懸念されたガス料金の支払いは既に終えており、凍結されていた銀行口座も解除されているという。
パレックスバンク(Parex Bank)の07年第1四半期の収益が20万リタスに留まり、前年同期の240万リタスから12分の1にまで激減したことが明らかになった。
収益減は、同社によると、行内改革に多額を投じたことにあるとされ、投資により新たに200人の雇用を生んだという。
この第1四半期中に同行の融資残高は22%増加した6億5800万リタスに達し、預貯金総額も21%増の4億6500万リタスにまで増加している。