3日ロシアのセルゲイ・イワノフ副大統領がエストニア商品の購入をボイコットするといった発言があったが、エストニアでは非現実的だろうとの声が上がっている。
同副大統領の発言は、エストニア政府がタリン中心部にある第2次大戦の戦争記念碑撤去を決めたことに反発したものと見られる。
同副大統領は、Ust−Lugaの石油ターミナルの建設を急ぎ、エストニア経由による中継貿易をやめる必要があると強調する。
エストニアのムーガ港(Port of Muuga)石油ターミナル(Pakterminal)会長のEndel Siff氏は、ロシアがエストニア商品の非買活動を行うのであれば、ロシアとの隣国貿易は弱体化し、隣国との関係が悪化させることになるとロシアの動きを牽制する。
リトアニア財務省が今年のGDPは6.3%から7.2%の成長となると予測している。リトアニア経済は、昨年は7.5%成長となったが、今後は経済減速が見え始め、08年度5.3%、09年度4.5%と徐々に経済成長が鈍化すると見ている。
また、インフレ率に関しては、今年は4.3%を予測し、来年度以降は、08年度3.95%、09年度3.1%とGDP同様に徐々に低下していくとよそ屈されている。
ラトテレコム(Lattelecom)の経営陣が近々MBOを申し込むことを示唆している。経営陣は、会社株100%を取得する狙いで、既存株主が経営陣の提案を受けるようであれば、申請を正式に行う意向であるという。
提案詳細は明らかではないが、2億から3億ラト程度の買収金額みなると見られている。
ラトテレコム買収には、これまでに北欧の大手通信会社テリアソネラも興味を示している。
イタリアのエネルギー会社Eniの子会社が2回目となったユコス資産競売でガスプロム株20%を1515億3000万ルーブル(58億3000万ドル)で落札した。
同競売には3社が入札を入れていたとロシア連邦資産基金は明かしている。また、3つ目の競売は入札者不足で競売を延期させている。
ガスプロムネフチ株に入札を入れたのはEni子会社のEniNeftegaz、Yunitex(独立系ガス会社ノバテック子会社)、ネフチ・トレード・グループ(ロスネフチ関連企業)の3社であった。
入札では、競売開始価格は1447億7000万ルーブル(55億7000万ドル)であった。
小売大手アプランガグループ(Apranga Group)の07年第1四半期の売上高が58.6%増の9180万リタスを記録した。
同社によると、第1四半期の収益は少なくとも3.5倍増になるという。06年第1四半期に同社は142万リタスの収益を計上している。
3月期単独では、売上げ高は06年同月の1960万リタスから78%増の3490万リタスを記録している。国別では、リトアニア75%増、ラトビア82.9%増、エストニア85.5%増と3国何れでも売上げ高が急拡大した。