デンマークの大手銀行ダンスケバンク(Danske Bank AS)がフィンランドの銀行グループ サンポバンク(Sampo Bank Plc)からラトビアの銀行子会社サンポバンク(Sampo Bank)を301億デンマーククローネで買収したことが発表された。
ダンスケバンクでは、09年を目途にラトビアの同行子会社とサンポバンクを事業統合することを目指すことになる。同行では、サンポバンクの買収を、バルト3国事業に大きな魅力を感じており、将来的な事業拡大の上で外せないことから買収を決めたとしている。
また、ダンスケ・バンクではラトビア、エストニア、リトアニア、フィンランド、ロシアでの子会社を統合させるのに将来的に1億5100万ラト(2億1480万ユーロ)を投じていくという。
ラトビアの06年度分経常赤字が23億7600万ラトに達し、対GDP比で21.1%を記録した。第4四半期の経常赤字はGDP比で26.3%にまで上昇し、通年では21.1%となった。
05年第4四半期の計上赤字は、GDP比で15.2%、通年でも12.6%であった。
不動産サイトaruodas.ltによると、住宅価格の上昇が大幅に伸びたのがクライペダ(Klaipeda)となった一方で伸び率が低調となったのは首都ヴィルニスであった。
首都ヴィルニスの平米平均価格は、3%上昇した7046リタスに達し、市内で最も高価な住宅は、旧市街とZverynas地区で1平米1万リタス〜1万500リタスの高値をつけている。
一方で最低の価格帯をつけたのはSeskine、Fabijoniskes、Pasilaiciaiなどで1平米5200リタスに留まった。
クライペダでは、平均価格が6%上昇し、平均で1平米5591リタスで不動産が取引されている。因みにクライペダで最も高いマンションは、旧市街の海辺にあり、平均1平米6200リタスで取引され、最も安い物件はBanduziai、Zvejybos地域で1平米約4000リタスで売買されている。
大都市の一つカウナス(Kaunas)のマンションは、平均1平米4244リタスから4%上昇した4453リタスで取引されており、旧市街地と市中心部の物件が1平米約5300リタスでカウナス最高の価格をつけている。最も安い地域となったAukstieji Sanciai及びVilijampoleでは1平米3700リタスの値が付けられている。
リトアニアの賃金水準が依然欧州でも最低水準に甘んじている。FedEE(European Federation of Employers)によると、リトアニアを下回ったEU諸国はルーマニアとブルガリアの2カ国となった。
FedEEのレポートでは、48カ国、32種類の就労データを基に試算されている。EU第39位となったリトアニア同様に隣国のラトビア第37位、エストニア第35位は総じて低い賃金水準となっている。
リトアニアを下回ったブルガリアは第41位、そしてルーマニアは第46位であった。
ロシア会計基準(RAS)に照らした国内石油最大手ルクオイルの純利益が16.9%減の551億2000万ルーブル(約21億ドル)に留まった。
国内最大の石油会社である同社の第4四半期の純利益はほぼ半減となる48.9%も減少し4億4000万ルーブル(1億5540万ドル)と大幅減となった。
同社では、大幅な利益減は運送コストの高騰を上げている。