エストニアの大手アイスクリームメーカーBalbiinoがラトビアのMargotaを買収し、ラトビアでの事業を拡大させている。
今回のMargota買収ではBalbiinoはSIA Ariolsと共同で買収交渉を行っている。買収されるまでの間、MargotaはViksna Laks氏とCentis Laks氏がそれぞれ株式50%を保有していた。
Margotaの06年度決算はまだ発表されていないが、05年度には売上げ高440万ラトに対して26万5783ラトの損失を計上していた。
ラトビア酪農委員会(Latvian Dairy Committee)によると、05年度時点でMarkotaは国内シェア13%を獲得しており、Rigas Piena Kombinatsに次ぐ第2位のポジションを得ていた。
また、Balbiinoは昨年3億3500万クローン(1500万ラト)の売上げを計上し、ラトビアへは約4000万クローン(18万ラト)相当分のアイスクリームを輸出していた。
Balbiino自身は、ラトビアではシェア10%、そしてエストニアでは40%のシェアを獲得している。
フォルクスワーゲンをエストニアで販売するAndres Sarri氏が首都タリンとラトビアのリガのそれぞれで超高級外車専用のショールームをオープンさせる計画を立てている。
取り扱い車種は伊ランボルギーニなどのスポーツカー、SUVsの他にベントレーーなども将来的には扱っていくという。ランボルギーニに関しては、フィンランド、バルト3国で1年に最低10台を販売していきたいという。
Sarri氏によると、取り扱い車種で最も安い車でも200万クローンを上回るという。
ロシアで電力事業を牛耳るUES(RAO Unified Energy Systems of Russia)が株式公開時(IPO)に公開方式を2回に分けるかもしれない。
UESでは、年内に予定する株式公開時に何らかのリスクが生じることを懸念して公開方式を変更する可能性を示唆している。
同社ではIPOを2回に分け、1度目を今年、2度目を08年度に行う方向で調整に入るとしている。この方法では、市場からの資金調達失敗リスクは避けられるかもしれないが、IPOコストが膨らむことが危惧される。
また、UESは今年度中に傘下15社の新株発行を行う意向でその中にはOGKやTGKなどが含まれる。
新株発行に伴い、OGKの増資では市場から4210億ルーブル(約68億ドル)、TGKでは2421億ルーブル(約92億ドル)を調達する意向で、調達資金はそれぞれの投資プロジェクトに振り向ける計画となっている。
しかしながら、この所のIPOの急増で市場は過熱気味にあり、また、大規模の資金調達に参加する投資家がどれ程いるのかなどの懐疑的な思惑が拡がっていることなどから市場からの資金調達が容易に行くかの判断は難しくなっている。
エストニア内閣が15日、ソ連時代の戦争記念碑を撤去する法案を46対44で承認した。同記念碑を巡っては、エストニアでは依然ソ連からの独立が未完のままであるという認識が残っていた。
今後は、エストニア大統領の署名次第で同碑の撤去が実際に行われることになる。
同法案を巡っては、これまでにロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が場合によっては、エストニアに経済制裁を課すと示唆しており、法案が承認されたことでエストニア大統領の最終判断に注目が集まっている。
海外に在住しているエストニア人が2月1日の時点で2万9765人となっている。
最大の居住先はフィンランドで1万6535人が暮らしている。次いでロシアに3213人、スウェーデン2403人、カナダ1598人などとなっている。
欧州では、ドイツ1426人、イギリス606人とEUに加盟したからといって別段エストニア人が欧州に居を移すといった傾向は見られていない。
丁度1年前の2月には1万7752人が海外に在住で、当時はフィンランドに5087人、ロシア2937人、スウェーデン2354人などであった。