エストニアでワイヤレスネット網の構築を進めているWifi.eeが今年度末までにエストニア全土で1000箇所を超えるワイヤレスネット基地を設置する予定としている。
これまでに国内全土で869箇所が既に設置済みとなっている。同社のVeljo Haamer氏によると、設置計画は順調に進んでいるが、このところ業者からの機材の納入が遅れていることが不安材料ではあるが、機材の納入と品質さえ整えば順次設置できる体制を整えているという。
今年は、年初に全国680箇所のWIFIエリアの状態でスタートしたが、半年間で新たに132箇所が増設されている。05年度には新規に250箇所が設置されているので、本年度もほぼ同様の新規設置数になると見られている。
ヴィルニス証券取引所が16日、医薬品メーカーのサニタス(Sanitas)株の取引を中止させたことを発表した。
取引中止の決定は、同社傘下のポーランド法人Jelfaがポーランド当局から薬品安全基準を満たしていないと指摘されたことを受けての暫定処置とされている。
リーバイスやトミーフィルフィガーなどの有名ブランドを傘下に置く世界最大のジーンズメーカーJordacheの大富豪オーナーがタリンの不動産に投資を始めたことを地元紙Eesti Paevalehtが伝えている。
若干30歳のJordacheオーナーShaul Nakash氏がタリン市内に不動産の投資機会を模索しているという。Jordacheは、2大ブランドの他にもブルースター(Blue Star)も保有しており、年間の売上げは65億EEK(約640億円)に達している。
Nakash氏はこれまでにカドりオルグの1ヘクタールの土地に建設されたマンションを売買したことがあり、その時は不動産大手のスカンスカに売却している。
Nakash氏は、この数年間に2度タリンを訪れたことがあり、最近では数ヶ月前にも半数の株式を保有するFelemin社の株式総会出席の為にタリンを訪れている。
今年、最も株価が上昇した企業としてタリーナ・カウバマヤ(Tallinna Kaubamaja)、エスティ・エヒタス(Eesti Ehitus)、バルティカ(Baltika)、サク(Saku)、オリンピック・カジノ(Olympic Casino)の5社が挙げられる。
最大の株価上昇を記録した銘柄はタリーナ・カウバマヤで、株価は109%も上昇した。次いでエスティ・エヒタスが67%の上昇を記録し、バルティカ55%、サク49%と総じて大幅な上昇となったほか、この10月に株式公開を果たしたばかりのオリンピックカジノは公開後に既に54%の上昇を記録している。
複数の不動産購入者が建設会社YIT Ehitusが計画していたタリン市内のマンション建設が市政府により中止されたことを受けて、法的手段に訴えることも辞さないという姿勢を強めている。
不動産購入者らの代理人弁護人は、Ehitusが進めていたNõmmeにおける建設中のマンション建設が市政府からの中止命令を受けたと報告を受けていると14日明らかにした。
YIT Ehitusでは、69戸のマンションをもともと公園用地として区画されていたところに無許可でマンションとして建設することを進めていた。
市政府からの建設中止計画を受けて、同社では購入予約者へ5%の予約金の返金が必要となるが、多くの購入者が引き続きマンションの建設を求める声も上がっていることから、Ehitus関係者によると、市政府との間で建設許可の協議申請を進めることを示唆している。
YIT Ehitusでは、69戸のマンションをサナトリウム(診療施設)という名目で1平米を2万から2万3000EEKで販売していた。