国内通信大手Eesti Telekomの06年第4四半期売上高が11%増の15億5100万クローンとなり、収益も29%増の3億1400万クローンと好調を維持した。
Eesti Telekomはエストニア国内最大の通信グループで、携帯電話サービスなどが全土を網羅していることなどから売上げ増に貢献した。
収益増は、特に携帯電話からの通話料金収入が大きく寄与している。
リトアニア最大の酪農メーカーの一つRokiskio Surisの07年1月期の売上げ高が42.8%増の5569万リタスを記録した。
06年度の監査前決算の内容と07年度経営計画は2月12日に発表されることになっている。
昨年、同社は約1300万リタスの収益と5億200万リタスの売上げを目指していた。05年当時の収益は04年度から24.3%減の2100万リタスに留まった一方で売上げは4.8%増の4億7312万リタスを記録していた。
TEO LT株が3リタスを超え、最高値を更新している。同社の株価は民営化後、長らく下落してきたが、この所の上昇で、IPO後最高値である3.15リタス目指して株価を上げてきている。7日午前中は3.05前後で若干の足踏み中にある。
同社株はこの何年かは常に1〜3月が値上がり時期で、ヴィルニス証券市場でも安定株の一つであることで投資家に人気であることや投資家らの楽観的志向に助けられ株価を上げている。特に配当が高いことでも人気だ。
配当は、例年では1株あたり0.3〜0.5リタス出ることが多く、昨年も収益が増加していることで今年も配当狙いで株価を買い上げている投資家が増えている。
ロシアでは次々と企業が株式公開を計ろうとしている。
AFKシステマのハイテク部門Sitronicsも株式公開を目指しており、7日国際預託証書(GDR:Global Depositary Receipt)を12ドル、株式を0.24ドルで株式公開することを発表した。
IPOでは16億7500万株を売りに出すことになり、これは発行株式の17.5%にあたる。
Sitronicsは、ロンドン証券市場にGDRを、そしてロシアのRTS市場及びMICEX市場で株式を上場させる。
その他にも希少メタル大手のPolymetalもIPO時の株価を7.75ドルとすることを発表している。
Polymetalは国内でも希少メタルを取り扱う大手企業で銀生産では国内トップシェア、そして金生産でも第2位と上位につけている。
PolymetalもIPOは国内ではRTS及びMICEX、そして海外ではロンドン証券市場を予定している。IPOでは30%分となる4400万株を売りだし、その後、新たに4400万株の新規発行も行う予定。
IPOに成功すると同社は5億ドル強を市場調達することになり、企業としての株式価値は最終的には23億〜30億ドルになると見られている。
RTSインデックスが6日に過去最高を更新した。インデックスは1920ポイントを上回り、ブルーチップ株の好調さと石油価格が上昇し始めたことで大きく伸びた。7日は若干の戻りを受け1916付近を上下している。
同インデックスは、特に電力大手のUES(Unified Energy System)が市場を牽引し、最高時には1921.92ポイントをつけ、MICEXも同様に過去最高となる1730.73を記録した。
UES株は4%上昇し33.383ルーブルとなり、つられる様に他社も軒並上昇した。



