大手石油会社ルクオイルが自社株買いを続けている。同社の資本金は2126万4081ルーブル(81万1606ドル)で発行株式数は8億5056万3255株となっている。
これまでは、大株主にはING銀行が64.45%を保有し、その他にはSDK Garant8.7%、UralSib銀行7.12%、シティバンク7.89%、預託精算会社4.6%、国立預託センター3.49%、個人投資家3.22%などとなっていた。
ルクオイルではこれまでにも06年4月25日に自社株買いを実施しており、当時は30億ドルで2006万2008株を買い戻している。
同社の自社株買いは米コノコフィリップスとの合意事項に寄るところが大きく、コノコ社ではルクオイル株を06年度末までに20%にまで引き上げることを目指していた。
Fedun代表によると、同社では実質的に20%強の株式を買い戻しているとし、06年1-9月期だけでも7億8200万ドル相当の株式を買い戻していることに言及している。
市場では、ルクオイルは昨年1.1%分の940万株を取得済みで、08年には3.3%を、その後には最低でも25%近くを買い戻す意向ではと予測している。
週刊誌Eesti Ekspressを発刊するEkspress GroupオーナーのHans H. Luik氏が同グループのIPOを計画していることに言及している。
Luik氏によると、投資銀行との間で同グループのタリン証券市場での株式公開ついて協議を重ねているという。
グループのPriit Leito会長によると、昨年度の売上げは数十億クローンに上っており、収益は05年度から2倍に達しているという。
ラトビア銀行によると、国内で活動する銀行による06年度の銀行収益総額が05年度から38.1%増の7360万ラトに上った。
銀行全体での利益総額は2億6660万ラトであった。現在、ラトビアでは22の銀行と外銀1行の支店が営業している。
ロシアがCIS経済の牽引役となることに期待が寄せられている。急拡大するロシア経済は06年度に6.7%の成長を記録した。
ロシア経済はエネルギー産業や天然資源産業から恩恵に預かる形で経済を拡大させている。天然資源外交を続けるロシアはCIS諸国との貿易額が拡大することで、CIS諸国との関係を強めようとしている。
CIS諸国経済も06年度は7.5%成長を記録し、05年度の6.8%からも順調に景気を拡大させている。
CIS諸国の経済成長は、原油、ガス、鉄鋼などの天然資源などの高騰と世界市場の銀行の低金利、国内経済の拡大などが相まって経済成長が支えられる構造となっている。原油、ガス価格の高騰の中でも、07年度も経済は拡大すると予測されている。
CISの経済成長を支えるロシア経済は、政府予測で6%の中、金融機関からは今年も5.8%成長が予測されている。
エストニアの住宅価格が06年度中に54%の値上がりを見せ世界最高の上昇があったと不動産ガイド誌『Global Property Guide』が報じている。
調査対象に40カ国が上げられており、エストニアに次いで第2位にはデンマークの23%、そしてノルウェー14%、アイルランド13%などと続いている。主にスウェーデン、イギリス、フィンランドを含む北方ヨーロッパの住宅価格上昇が際立つ結果となった。
ラトビアの住宅価格は公式データが公表されていないことで対象から外されたが、05年度の27%の上昇に引き続き06年度も急激な高騰があったことでラトビアが実質世界第一位の座に付くと見られている。
西欧では、05年第3四半期から06年第3四半期までに、フランスで12.5%の価格上昇があり、スペインでは昨年10%、イタリアでも6.6%の上昇が記録された。また、唯一、ポルトガルだけが-0.4%と価格の下落が記録している。



