中堅銀行Rietumu Bankが今年11月までの収益を2430万ラト(3460万ユーロ)となり、11月単独でも270万ラト(380万ユーロ)に達したことを発表した。
Rietumu Bankの資産は、預かり資産を除くと年初からは27%増の8億9100万ラト(13億ユーロ)にまで拡大した。預かり資産を合わせた場合には9億7300万ラト(14億ユーロ)となる。
貸出残高は、3億8700万ラト(5億5100万ユーロ)で、年初からは56%の伸びを記録した。預貯金総額は6億4500万ラト(9億1800万ユーロ)となっている。
Baltic International Bank(BIB)が06年1-11月期の収益額が昨年同期の7000万ラトから25%増となる8888万ラトに拡大したことを明らかにした。
同行の預かり預金額は11月末の時点で6669万ラトに達している。また、ROEは31.48%で高い指数を示している。
コルビナテレコム(Korbina Telecom)が2008年度中にもモスクワ、ロンドン、ニューヨークなどで株式公開を目指していることを示唆している。
12月20日に通信大手のゴールデンテレコム(Golden Telecom)がコルビナテレコムの主要株を買い取る契約に署名したことを明らかにした。ゴールデンテレコムは将来的にコルビナ社を上場させることに言及している。
コルビナ社は1995年創業で独自の通信インフラを保有する通信会社で、モスクワと24の地域で事業を行っている。現在のところ、同社の06年度の収益予測は9000万ドルとなっている。
ゴールデンテレコムは、ロシアの一般回線電話事業で最大手の通信事業者で、光ファイバーやDLDネットワークなどを通して法人、個人向けの電話、インターネット、データ通信などのサービスを提供している。
ゴールデンテレコムの主要株主にはアルファテレコムが30%の株式を保有しており、次いでノルウェーのテレノール(Telenor)20%、ロステレコム11%、EBRD(欧州復興開発銀行 )4.2%、Baring Vostok Capital Partners Ltd.7%、Capital International Global Emerging Markets Private Equity Fund L.P.3.6%などの株主構成となっている。
世界最大の鉄鋼会社アルセロールミッタル(Arcelor Mittal)がロシアの大手鉄鋼会社MMK(Magnitogorsk Iron and Steel)の主要株の取得に興味を示していることをMMKの株主筋が示唆している。
これまでにミッタル社の代表がMMKを1ヶ月前に訪問しており、当時同社の大株主Viktor Rashnikov氏へ買収提案を行ったと見られている。
両社にはこれまでにもカザフスタンのミッタル社の子会社Mittal Steel TemirtauからMMKが石炭を購入するといったビジネス上の取引関係を持っている。
ミッタルスティールは今年アルセロールとの合併を果たしており、同時に昨年ウクライナの鉄鋼大手Kryvorizhstalを48億ドルで買収している。
MMKの資産価値は90億ドル近く、製鉄を昨年だけでも1140万トンを生産する。収益も昨年度は9億4700万ドルを計上している。
大手銀行のSEB Vilniaus Bankasがリトアニアの07年、08年度の給与水準がインフレ率を大きく上回る上昇となるそれぞれ15%、13%の上昇と予測している。
同時に同行は今年度の賃金上昇率予測を改めた。今年の賃金水準は当初の14.5%の上昇予測から17%に引き上げられた。
同行のアナリストは07年度のインフレ率を5%上昇と予測し、08年度も3%の上昇に留まると予測している。
今後も来年度以降のような賃金上昇が続いたとすると、15年後に現在のイギリスの平均所得に追いつくことになる。