2007年1月2日から新たにMart Relve氏が第3の執行役員に就任することをオリンピックエンターテイメントグループ(Olympic Entertainment Group)が発表した。
これまでに同氏は、エストニア航空の副社長やキオスクを運営するR Kiosk Eestiの執行役員、エストニア商工会の代表などを務めた経験がある。
Relve氏自身はオリンピックエンターテイメント社の株式1450株を保有しており、その半数は同氏が代表を務めるDerf Investの名義となっている。
石油大手のガスプロムが傘下に置くガスプロムバンク株の一部売却を行い、保有比率を62.59%まで引き下げた。
ガスプロムではこの10月にガスプロムバンク株24.9%を別の子会社となる年金基金ガスファンドへ売却することを決めていた。
ガスプロムバンクは預かり資産、国内第3位の大手銀行で、この10ヶ月間に資産総額が42%も増加している。資産総額が6163億ルーブル(234億1000万ドル)となったことで企業価値も32%増加した579億ルーブル(約22億ドル)に達している。
また、ガスプロムバンクはこの11月に07年秋にも株式公開することを発表している。
ロシアの大手金鉱山会社Polyus Goldがロンドン証券取引所にADRs(American Depositary Receipts)を上場させることに成功した。今回のADRsの上場には、新株の発行は行わなかった。
Polyus Gold株はこれまでにもロシアのRTS証券市場とMICEX証券市場の双方に上場している。
同社はこの9月にADRsのロンドン上場を発表した際、2006年-2015年までの事業計画も発表し、金の生産計画を現在の3倍にまで引き上げることを謳っている。
同社の確認金埋蔵量は最低でも6800万オンスで年間390万オンスを実際に生産している。
Polyus Goldは元々ノリリスクニッケル(Norilsk Nickel)からスピンオフして独立した企業で、世界最大規模を誇る金鉱山会社の一つとなっている。
ラトビア高等裁判所が2007年11月22日にパレックスバンクの大株主Valery Kargin氏と妻のTatjana Kargina女史の離婚公聴会を開くことを発表した。
双方ともこの6月7日にリガ地方裁判所が下した決定に不服を表明していた。Valery Kargin氏はパレックスバンクの頭取で42.89%の大株主でもある。その他にもKraslava地区のJurmalaの不動産を含むその他の総資産額は59万1000ラトに達している。
リガ地方裁判所の決定では、妻のTatjana女史はリガ市内にある不動産450万ラト相当分を取得し、同女史の名義になっているパレックスバンク株及び名義人として登記されているほかの不動産はも取得することで結審していた。
ラトビア一の大金持ちである両氏の保有資産は1億ラトに及んでおり、今回の離婚騒動、ラトビア史上最大の離婚裁判となることは確かとなっている。
エストニア中央銀行のAndres Lipstok総裁が2009年にユーロ導入が叶う可能性があると示唆している。
同総裁は09年年初にも導入の可能性が高いとの私見を披露した。エストニアは来年度にもインフレ率が4.5%と若干の上方修正となる一方で、経済成長率は7%にまで低下すると見られている。
同様に隣国のリトアニア、ラトビアも高インフレを背景にユーロ導入時期の延期を明確にしている。
既にエストニアは先月に08年1月のユーロ導入申請を取り止めている。