日本の個人投資家もロシア株に投資する機会が増えそうだ。露メトロポール・インベストメント(Metropol Investment Financial)と日本の証券会社ユナイテッドワールド証券(United World Securities)とが共同でロシア証券市場を対象とする投資ファンドを立ち上げることで合意した。
今後3年間をかけて同ファンドは8700万ドルを調達するという。投資募集には、日本の個人投資家を対象とし、1株10万円(870ドル)で売り出すと言う。投資家はオンラインで投資参加できるようになることが予定されている。
ファンドの投資先は、ロシアの証券市場に上場する企業や海外に上場する同様の企業株を対象とする。主要投資先は、ロシアのエネルギー関連企業でルーブル建て、ドル建て共に投資対象となる。
今回のジョイントベンチャーは、メトロポール社のキプロス法人メトロポール・キプロスが金融コンサルとして事業統括を行う。そしてメトロポール社自身は、証券ブローカーとして今プロジェクトに参加することになっている。
日本のユナイテッドワールド証券は、2001年12月創業で、東京に本社を置いている。主に中国、ベトナムなどの証券市場で活躍しており、預かり資産総額は5400万ドル(約62億円)となっている。
エストニア統計局が06年第3四半期の平均月給が9068EEKとなったことを明らかにした。時給計算では54.44EEKとなる。
05年第3四半期との比較では、平均月給は16.5%、時給計算では18.8%の上昇した。
06年第3四半期の賃金水準は、過去8年間で最高となった。
この第3四半期の月別賃金平均は、それぞれ7月8972EEK、8月8896EEK、9月9343EEKであった。
エストニアの5つ星ホテルの一泊料金が150ユーロ以下であることから欧州一の安さであることが明らかになった。
米ホテル予約サービスExpediaによると、タリンの5つ星ホテルの料金は、イスタンブール、リスボン、ビルバオなどと同程度の150ユーロ以下といった水準にあると言う。
また、同社によると、ローマ、ボストン、アムステルダムといった有名観光地では150ユーロでは2つ星、3つ星ホテルがせいぜいだとしている。
ウキオバンク(Ukio Bankas)株が1週間で高騰している。21日の同行の株価は3.26リタスで1週間で12.8%の上昇を記録した。
ウキオバンク株は個人投資家から人気となり急激に株価を上げてきており、短期投資対象として投資が集中した格好となっている。22日には確定売りが出て3.13リタスまで株価は落としている。
米投資銀行であるJPモルガンチェースがロシアの投資会社Troika Dialogの買収に取り掛かっていると露RBCデイリーが伝えている。
RBCによると、Troika Dialogでは、投資事業全てを売却する意向で、同グループによる事業の半分に匹敵し、売却価格は15億ドル相当と試算されている。
しかしながら、Troika Dialogでは同報道を噂に過ぎないと否定するコメントを出しているが、投資銀行筋では売却は規定路線だという。
これまでにブルームバーグでは、この夏にTroika Dialogが株式の10%をJPモルガンチェースに売却することを計画していると報じている。
同報道もTroika Dialogでは否定した経緯がある。しかしながらJPモルガンチェースはロシア市場進出への強い興味を示しており、ロシアの有力な投資会社や投資銀行の買収を目指している。これまでに実際にATON投資グループの買収にも取り組んだ過去がある。
Troika Dialogではこの8月にスイスのHansa AGから自社株5%の買戻しをしており、現在は100%自社株を保有している。これは将来的な完全売却を目指す一環だと見られている。
世界的なロシア投資人気から同社の事業は高値で評価されることは確かで、Veles CapitalのアナリストMikhail Zak氏は、Troika Dialogの投資事業部の売却価格を15億ドルと試算する。また、同社の試算管理事業だけを見ても2億5000万ドル以上の価値があるという。
Troika Dialogは、ロシアでもトップの投資会社で1991年に創業している。主に証券売買事業、投資事業、銀行サービス、信託サービス事業などを得意としている。実際にRTS証券市場の取引額の40%は同社が取り仕切っている。