ロシア鉄鋼最大手のセベスタルの株式公開(IPO)に米シティグループが幹事となることが決定したと同グループが示唆している。
セベスタルではこの秋にもロンドン証券市場で株式公開を計画する。株式公開では発行株式総数の10%を売買すると見られ、もしIPOに成功すれば同社の株式資本価値は120億ドルにも達すると試算されている。
スラブネフチの06年第2四半期の収益額が昨年同期比で21.5%増の93億7000万ルーブル(約3億5000万ドル)となったことが3日発表された。
同社では、収益増の背景は、子会社の昨年度分配当が大きく寄与したことになるとしている。
リトアニア国民の多くが新車を購入できるほど豊かではないと悲観的になっていると市場調査会社TNSギャロップが伝えている。
国民の45%が将来的にも正規代理店で展示されているような新車を購入できるほどの所得は持つことはないと悲観的で、35%で遠い将来には購入も出来るようになるのではと期待していると回答を寄せている。
また、免許書を持つ国民の6%が今後1〜2年で新車を購入する予定だと回答した。
新車購入に悲観的な市民の多くは地方都市に集中しており、大都市の市民でも多くが新車となると懐疑的となる。都市部に住む悲観的回答を寄せた市民は、ヴィルニスで38%、クライペダ38%、カウナス43%などであった。
リトアニアの製油会社マゼイキウ・ナフタが十分な原油をロシアから調達すことに失敗していることでエストニアのエネルギー業界が頭を抱えている。
マゼイキウではDruzhba石油パイプラインとButingeを経由した石油タンカーから原油の供給を受けており、Druzhbaパイプラインの原油漏れの影響で原油の供給が滞ってしまっている。亀裂部分自体は既に修復している模様で、迅速な再供給がなされることが待たれている。
リトアニア政府としても、もし新たに供給がストップするようなことがあれば、小売価格は高騰が免れないと警戒を深めている。
マゼイキウはエストニアのガソリン市場の90%とディーゼル油市場の3割のシェアを誇っている。
エストニア最大手の石油会社Nesteでは、同社ではいつでも必要な石油/ディーゼル油などはフィンランドの製油所から入手することが出来るとしているが、現在、同社の商品は全てマゼイキウから供給に頼っている。
今件の影響で大手のStatoilもエネルギーの供給元をマゼイキウからノルウェーやデンマークなどに変更することも有り得るとしている。
今年、エストニアではガソリン価格が年初からは20%の高騰となっており、過去2年間では50%強も値上がりしている。
メディア大手のRBCがモスクワ仲裁裁判所へ大手日刊紙のべドモスティを著作権侵害があったとして訴訟を起こしたことが2日明らかになった。
第1回公聴会は8月8日を予定しており、訴訟内容は2002年から2005年までの間にべドモスティが不当にRBCからの情報を配信したり放送していたとされる。
RBCでは今回の損害を2億8611万ルーブル(約1060万ドル)と試算しており、賠償を求めるとしている。