石油会社Rosneft-Purneftegazが6月2日に株式総会を開き、同総会で同社過去最高の配当となる39億7600万ルーブルを支払うことを決めていたことを14日明らかにした。
普通株の保有者は1株あたり9.52ルーブルの配当を受けることになり、優先株株主は1株当たり114.26ルーブルを取得することになる。
04年度には同社は計6億6800万ルーブルを配当しており、今回は約6倍の配当総額を支払うことになる。
昨年の3月にPurneftegazではSevmorneftegaz CJSCの株式50%をガスプロムバンクに売却しており、440億ルーブルの特別収益を計上している。
Purneftegazはロスネフチ最大規模の子会社で、Uganskneftergazに次ぐ生産規模を誇っている。
エストニア就労市場委員会によると、この1年で1万5725人が失業登録しており、就労人口の1.9%まで減少した。
5月期の失業者数が1万5000人強となったことで、1年前の水準からは43%減少し、先月期比で10%の減少となった。
この5月に計1万9235人が就労市場委員会で仕事先を探しており、1858人が新たに就職先を見つけている。エストニアの失業率は、好調な経済成長と就労者不足が重なり毎月のように改善が進んでいる。
エストニア統計局によると、06年第1四半期のGDP成長率は11.6%の高成長を記録している。
ガス最大手のガスプロムが2006年度に当初の計画である5480億立方メートルを13%以上上回る天然ガスを生産すると13日明らかにした。ガスプロムでは、今年6200億立方メートルの天然ガスを生産する計画。
増産計画により、ガスプロムでは需要を上回る生産規模を達成することになり、近い将来には9000億立方メートルまで増産することが出来ると見られている。
昨年度は、04年度より28億立方メートル多い5479億立方メートルを生産していた。
日産自動車がロシア経済省およびサンクトペデルブルグ市との間で正式にサンクトペデルブルグに自動車組立工場を建設することで契約書に調印したことが12日明らかになった。
グレフ経済相と日産のカルロス・ゴーン代表が今回の契約に調印した。
ロスネフチが今回のIPOにより自社株10%を放出することで100億ドルを調達することになるだろうと銀行筋が示唆している。
もし10%の株式で10億ドルを調達できれば、同社の企業価値は1000億ドルと評価されることになり、ロシアでも有数の大企業の誕生となる。
産出量で国内シェア第3位のロスネフチは6月23日から7月10日までの間、株式をIPOにかける。金融機関では、7月14日にはIPOは完了すると見ており、サンクトペデルブルグで予定されるG8前までにロシア企業の大々的な世界デビューが成功することになる。
依然、ロスネフチでは放出株式数や売り出し価格帯に関して言明しておらず、あくまでも市場予測として10%の株式公開を予測している。
10%の株式が10億ドルの評価を得れば、国内最大手の石油会社ルクオイルの市場価値を400億ドルも上回ることになる。9日の時点でのルクオイルの市場価値は、604億ドルとなっている。