ラトビアも近いうちに通貨統合の延期を決定することになると金融関係者の間で意見が一致している。
高インフレに苦しむエストニアでは通貨統合時期を08年に変更したことを27日に発表している。ラトビアの大手銀行パレックス銀行のチーフ・アナリストZigurds Vaikulisは、通貨統合時期は、今の経済環境では時期を延期するのが妥当との分析を下している。
また、08年1月1日の通貨統合は、ラトビア、投資家にとって絶対事項ではなく、それ以外にも経済発展を踏まえ、準備することが多々あるという意見が大半となっている。
MICEX証券取引市場が05年度の収益が9704万5000ルーブルとなったことを発表した。
MICEXでは4月27日の株主総会で計970万5000ルーブルを配当とすることを決議している。
大手銀行のCeska sporitelnaが昨年の収益に対して1株30Kcを配当することを明らかにした。監査前収益が97億6000万Kcであったことに対して、配当総額は45億6000万Kcに及ぶ。
配当の殆どは、大株主であるオーストリアのErste Bankが受け取ることになる。
今年、国内銀行が出した配当で最高水準となったのはCSOBで、1株2023Kc、総額103億2700万Kcを配当としている。
ロシアのルクオイル(JSC Lukoil)がナフタン(Naftan)と共同で石油添加物を取り扱うジョイントベンチャー事業を立ち上げることを27日明らかにした。
同ジョイントベンチャーでは、ルクオイルからは1140万ドルを投資し、ナフタンからは施設を提供する内容となっている。持ち株比率は、それぞれ50%を保有することになる。
両社では、事業操業後、年間2万から2万5000トンの石油添加物を製造し、徐々に生産高を拡大し、2010年度には4万トンにまで拡大させる意向としている。
エストニアのシートベルトメーカーNormaは26日、06年第1四半期の売上が2億6240万EEK(1680万ユーロ)となったことを発表した。
売上は9.2%の増加となり、ロシア、ウクライナでの売上が2.6%減少となったが、その他の地域で14%の増加を記録した。
監査前収益は9.1%減の2380万EEK(150万ユーロ)であった。この第1四半期には、同社で生産された商品の98.3%は輸出され、その内の65%がスウェーデン、24%がロシア、5%がドイツへと輸出された。