損保大手のIf Draudimasは21日、05年度の保険料収益が35.6%増の7410万LTLとなり、純利益が25万LTLとなったことを発表した。
昨年、リトアニアの保険市場は拡大傾向を歩み、多くの事業者にとって事業拡大のチャンスとなった。
中堅のIngo Balticが破綻したことを受けて消費者の多くがより安定を求めて事業規模が大きな事業者や財務基盤がしっかりしている企業へと企業選別が進んだことが大手の収益を拡大することに寄与した。
GMのロシアからの撤退なども噂されたGM-AvtoVAZが1週間近く操業を停止していたが、株主間で緊急株主総会を20日開いたことで、改めて操業を再開することで21日合意した。
2002年にアメリカの大手自動車メーカGMとAvtoVAZが共同で設立したTolyattiにあるGM-AvtoVAZのシェボレーVivasとNivasの2車種を組み立てる自動車工場では、これまで部品の供給価格で相違があり長らく紛争状態にあった。
この数週間、昨年12月に新たにAvtoVAZの株主などが変更したことなどを受けて両社の間では気まずい関係が続いていた。
AvtoVAZでは、今回の操業停止は、部品価格があまりにも高いことで収益にならないことなどを挙げる一方で、部品供給を受け持つGM Europeでは、部品価格はあくまでも市場価格に基づくものだと両社でそれぞれ意見が食い違っていた。
国内大手銀行の一角United Bulgarian Bank(UBB)は20日、05年度の収益がアナリスト予測を上回る好成績を収めたことを発表した。
昨年の同行の収益額は、42.2%増の9380万BGNとなり、融資額は33.33%増の20億BGN(10億ユーロ)を記録した。同行の高収益の背景は、事業をリテール部門と法人部門に集中させたことが上手く機能したことと見られている。
UBBはNBGグループの傘下銀行で、資産高では31億7500万BGN(17億5000万ユーロ)の資産を保有する国内第3位の大手銀行。
大手穀物生産者グループRazgulyaiがRTS、MICEX市場のそれぞれへ株式公開する為の株式公募価格を4〜4.8ドル(112ルーブル〜135.4ルーブル)と設定したことを20日発表した。
株式公開の幹事会社にはMDM銀行が選ばれており、公開時の株価は3月6日に決定される。IPOの際には株式公開時に株式比率の23%にあたる約600万の追加株を含む3000万株を市場に放出することになる。
昨年6月に同社がMDM銀行との間で株式公開を決めた時点では、公開株式比率は25%程度を予定し、1億ドルを市場から調達することを目的としている。
旧ソ連邦に所属した諸国中、エストニアの給与水準が最も高いことが明らかになった。
05年度中に支払われた平均給与比較で、エストニアの平均給与は593ドルとなり、隣国のラトビア493ドル、リトアニア420ドルなどを抑えて最高水準となった。
旧ソ連諸国の各国統計オフィスが共同で行った給与調査で、エストニアを最高にバルト3国が最も給与所得が高いことが判明し、次いでロシアの302ドルを筆頭に、カザフスタン260ドル、ウクライナ220ドル、ベラルーシ214ドルと続いた。
また、南カスピ海諸国中においては、アジェルバイジャンの給与が最も高く、140ドルとなり、アルメニア115ドル、グルジア50ドルなどと続き、その他の諸国では、モルドバが100ドル、キルギスタン60ドル、ウズベキスタン60ドル、トルクメニスタン40ドル、タジキスタン36ドルといった所得水準となった。