ロシアや新興国市場の消費拡大を受けて、コカコーラ(Coca-Cola bottler Coca-Cola Hellenic Bottling Co.:CCHBC)では05年度に収益が大幅に拡大した。
コカコーラグループ中、売上げで世界第2位の事業規模を誇るCCHBCは、昨年、収益が04年度の2億5300万ユーロから22%増の3億800万ユーロまで拡大した。
Eurostatによると、ブルガリアの失業率がEU平均を3%上回っている。EU平均の失業率は8.6%に対し、ブルガリアのそれは11.46%と高い水準を維持している。
ブルガリア社会省が発表した東欧各国の失業率では、ポーランド17.7%、スロバキア15.9%とブルガリアを大きく上回る諸国もあり、ブルガリアの失業率が極端に高い数字である訳ではないと強調している節が見え隠れする。
昨年、失業登録を行ったのは42万4842人で、人数自身は減少傾向を辿っている。
ロシア厚生省によると、ロシアで取引されている医薬品闇市場の規模が2億5000万ドルから3億ドルに達しているという。
闇で取引されている薬品の67%はロシア製の偽医薬品で、残りの33%は東南アジアで製造された偽医薬品となっている。国内で売買されるコンピューター、CD、DVDなどの商品なども88%近くが偽物だという調査も発表されていることから、如何に多くの模造品が市民生活に浸透しているかが伺える。
国内に氾濫する模造品の上位には、アディダスのスポーツウェア、リーバイスのジーンズ、ロレックスの腕時計、マルボロブランドのタバコ、バイアグラなど。
ハンサバンクは15日、05年度の総収益が37億EEK(2億4100万ユーロ)となったことを発表した。
昨年の収益規模は、04年度からは26%上回る水準で、04年度には1億9200万ユーロの利益を計上していた。また、第4四半期単独では、18%増の6000万ユーロの収益を計上している。
ロシアのキオスクの至る所でCDやDVDの偽物が氾濫している。アメリカの映画やPCソフト、出版物の偽物の氾濫による版権侵害による損失総額が05年度中に17億6000万ドルに達していると国際知的財産協会(International Intellectual Property Association )が13日発表した。
ロシアの版権無視は世界でも最も深刻な状態にあり、05年度の版権無視は殆どの業界で全体の70〜80%に及んでいると言う。
版権侵害による損失は、昨年、最大は中国の23億6600万ドル、次いでロシアの17億6000万ドル、イタリア16億2100万ドル、メキシコ12億5300万ドル、ブラジル8億5850万ドル、ポーランド3億4430万ドルなどと続く。
ロシアがWTOに加盟するためには、知的財産権の保護を迅速に制定させる必要があり、正に、最大の課題となっている。