ノルウェーの大手石油ガス会社Norsk Hydroは14日、石油およびガス価格の高騰を背景に過去最高益を計上したことを発表した。
Hydroによると、税引き前収益は05年第4四半期に104億5000万NOK(約15億ドル)を記録し、04年同期の62億3000万NOKから大幅に収益を拡大させた。純利益は15%増の42億NOK(約6億1500万ドル)を記録した。
通年での純利益は過去最高となる156億NOKを達成し、創業以来の高収益となった。
高収益の背景は、特に石油ガス価格が高止まりしたことを受けて、各四半期共、順調に利益を積み重ねる結果となった。
しかしながら、アルミ事業で特別経費が嵩んだことで、収益幅の足を引いた一面もあった。
今週発売された経済紙Finans Magazineによると、ロシアの大富豪ロマン・アブラモビッチ氏(Roman Abramovich)がロシアで改めて最も裕福な大富豪であると紹介した。
国内上位3位には、資産総額187億ドルで石油王のロマン・アブラモビッチ氏を筆頭に、鉄鋼王オレク・デリパスカ氏127億ドル、石油・銀行王ミハイル・フリードマン氏114億ドルとそれぞれ莫大な資産を有している。
昨年、ロシアには10億ドルを越えるお金持ちが50人に達し、世界を見渡しても超がつくお金持ちが最も増えた国の一つとして認知され始めている。
ヨーロッパで奇跡の経済成長と賞賛を受けているエストニアが、その急成長を遂げた成功による犠牲者になるかもしれないとブルームバーグが伝えている。
ブルームバーグによると、現在のユーロへの通貨統合ルールは1980年代に設けられた現在では全く時代錯誤の産物で、当時、西欧諸国における財政赤字などに苦しむ各国がインフレ統制を背景としたシステムとして制定されたもので、現在には適しないものになっている。
通貨統合に関して、当時、マルクの番人と呼ばれたドイツ中央銀行が中心となり予算管理やインフレについてその詳細が定められた。
エストニアにおけるインフレ率は、急成長を遂げる経済の賜物で、財政赤字からのインフレではなく、現在の通貨統合基準との間でジレンマに悩まされている。持続する高い経済成長が引き続き続くようであれば、よりEUが定めたインフレ目標の達成は現実的なものからは乖離していくことになる。
今年、エストニアではGDPを7.2%と予測しており、昨年同様の高経済成長を再現することが確実となっている。
大手石油会社のロスネフチは13日、05年1−9月期の純利益が一昨年同期の6億2036万1000ドルから5.96倍となる37億200万ドルを記録したことを発表した。
同社によると、1−9月期の事業経費は1年前の28億1700万ドルから4.4倍増の123億3700万ドルまで拡大した。
税引き前利益は、8億9050万ドルから6.2倍の54億4600万万ドルとなり、営業利益は同じく9億818万5000ドルから46億500万ドルにまで拡大した。
ブルガリアの大手銀行First Investment Bank(FIBank)がセルビアの零細銀行MB Bankを買収することで合意したことを9日明らかにした。
FIBankはブルガリア国内第6位の大手銀行で、今回の買収でMB Bankの株式75%を取得する。
MB Bankの資産高は150万ユーロ。また、FIBankはブルガリア国内に87の支店とアルバニア、キプロス、マケドニアなどに営業基盤を持つ。資産高は05年度末の時点で15億3000万ドルとなっている。