昨年1−10月期のリトアニアの輸出額は76億ユーロに達し、エストニアの50億ユーロ、ラトビアの33億ユーロを大きく上回った。
期間中のラトビアの対EU輸出高は輸出全体の77%を占め、同じくリトアニアでは66%、エストニア79%を占めるほど、EU依存が拡大している。
また、リトアニアの輸入高は総額99億ユーロとなり、エストニアの66億ユーロ、ラトビアの55億ユーロを同じく上回る結果となった。
EU製品の輸入比率は、ラトビアで75%、リトアニア59%、エストニア77%などであった。
各国の貿易赤字は、年初からの10ヶ月間でリトアニア23億ユーロ、ラトビア21億ユーロ、エストニア16億ユーロとなった。
ロシア−中国の2国間貿易は昨年1−11月期中に総額で265億2900万ドルを上回ったことを中国の統計関税局が8日発表した。
中国からロシアへの輸出総額は昨年1−11月期に46%拡大した119億3000万ドルに達し、ロシアからの輸入総額は30.8%増の145億9000万ドルに達していた。
中国からロシアへ輸出された商品は主に繊維、家電、革製品、肥料などが中心であった。将来的に両国の2国間貿易は、2020年には600億から800億ドルの規模にまで拡大すると試算されている。
フィンランドの大手船会社シルヤライン(Silja Line)の企業価値が5億ユーロ以下に過ぎないとハンサバンクのアナリストSander Danil氏が6日付けのエストニアの日刊紙Eesti Päevalehtの中でインタビューに答えている。
現在、バミューダ籍のシーコンテナ(Sea Containers)が傘下に収めるシルヤラインは売却作業に着手されており、既にエストニアのタリンク(Tallink)がシルヤラインの買収に興味を示しており、競争入札にはタリンクの他にも買収に興味を示す会社が複数あると見られている。
アレクセイ・クドリン財務大臣は6日、2006年度のロシア経済は安定して拡大すると予測し、インフレ率については経済成長が5.8%と予測される中、8〜9%程度となる見通しであることを示唆した。
同大臣は06年度の経済予測を、石油価格が1バーレルあたり50ドルを上回る水準が継続すると見られることから、ロシア経済は安定して拡大する見通しであるとテレビ番組の中で言及した。
クドリン大臣はテレビ番組の中で、06年度のインフレ率を8〜9%、経済成長を05年度の6.4%から若干停滞した5.8%に留まるとした予測をそれぞれ示唆している。
そのほかにもルーブルの為替水準にも言及し、為替水準は1ドル平均28.5ルーブルが最適であると述べている。
また、06年度の国家収支予測について、世界的な石油価格の高騰から収支は1兆ルーブルの黒字が予測されるとしている。
デンマークの大手玩具メーカーレゴ(Lego A/S)は一部の生産ラインをハンガリーに移転させることをFlextronics International Ltd.との間で契約したことを23日明らかにした。
レゴの新生産拠点は、西ハンガリーのSárvárとされ、Flextronics社の工場内と見られている。移転が予定される生産ラインはスイスのWillisauにある生産拠点やチェコ、デンマークの一部ラインが予定されている。
レゴではこれまでにも人員削減を目的に生産ラインをアジアや東欧に移転させ、収益性の向上に向けて構造改革を急いでいる。