経済シンクタンクGKIが行った経済予測についての調査で、GDPの拡大とインフレ率の低下傾向がそれぞれ報告された。
GKIによると、ハンガリーの経済成長は05年第2四半期に始まり、現在でも継続している。貿易赤字も05年1-9月期に昨年同期の32億ユーロから21億ユーロまで減少することに成功し、経済の好調が裏づけされている。
インフレ率については、前回予測の3.7%から3.6%に下方修正され、年末には消費者物価指数は同じく前回予測の3.7%から3.2%まで下方修正がなされている。
最近、国内最大手ガス会社ガスプロムに買収された石油会社シブネフチが来年度からは人気サッカーチームCSKAのスポンサーを降りることを28日発表した。
シブネフチでは、CSKAとのスポンサー契約は05年年末までとなっており、今後は継続しない意向であると明らかにした。
シブネフチとCSKAでは、2003年に5400万ドルのスポンサー契約を結んでいた。これまでにCSKAは04-05UEFAカップで優勝したり、05年国内リーグ、国内カップ戦などで優勝していた。
アナリストによる予測として、経済発展と就労者の不足が今後も継続するという見通しから、今後数年間はエストニアの賃金水準が右肩上がりを続けるという予測が出されている。
ハンサバンクのチーフアナリストMaris Lauri氏によると、現在の平均賃金は月7700EEK(約500ユーロ)の水準にあるが、この2〜3年で、賃金は1万EEK(640ユーロ)まで増加する見通しだという。
05年第3四半期の平均総賃金は7786EEKを記録し、時給ベースでも45.83EEKの水準を記録した。昨年同期と比較しても、給与は9.4%、時給で11%の上昇を記録している。
外国資本によるロシアの金融産業に対する投資が05年1-9月期に急激に拡大し始めている。銀行界では、今後もこの流れは継続し、国内の銀行が徐々に外資系に取って代わるといった危機感が漂い始めている。
露銀行業に対する外国人投資家の投下資本は、今年下半期に既に2倍増となったことをロシア中央銀行が23日発表した。この1月には、外資系の金融機関による市場シェアは6.2%程度であったが、第3四半期の終わりには11%に達した。
この流れは、ロシアの銀行システムの改革を促進することになり、預金保険システムや融資認証システムなどの問題点が急速に改善することが期待されている。
現在、ロシアでは131行の銀行が外資の資本参加があり、内40行が完全に外資が傘下においている。
OTPバンクは24日、100%の株式を保有する保険子会社Garancia Insurance Ltd.がルーマニアの保険会社Ceccar Romasの株式95.81%を192万ユーロで買収したことを明らかにした。
Ceccar Romasは1998年の創業で、主に損保事業を行っている。同社の保険料収入は04年度には175万ユーロに達し、03年度の107万ユーロから大幅に収入を拡大させていた。
買収後には、株式資本を430万ユーロ増資する計画で、OTP Garancia Insurance Ltd.とOTP Bank Romaniaが出資することになっている。