ロシアの石油ガス大手スルグトネフチェガス(Surgutneftegas)は10日、05年1-9月期の石油生産高が7.9%増加した5300万トンに達したことを発表した。
同社の広報によると、天然ガス生産については、同期間中に118億㎥の生産高となった。
10月期のラトビアのインフレ率が昨年9月以降最高となる7.6%を記録した。10月期の消費者物価指数は、商品価格で7.8%、サービス価格で7%の上昇となった。
中央統計局によると、物価水準の高騰は、暖房費や天然ガス価格の上昇が大きく影響した。
国営の大手天然ガス会社ガスプロムは9日、重機メーカーOMZを傘下に置くことに成功したと正式に認めた。これまでガスプロムでは、OMZの買収の噂について完全に否定を繰り返してきていた。アナリストの間では水面下で長らく両社はM&Aについての協議を続けてきていたと見ている。
今回の正式発表は、OMZ傘下で主要事業会社であるスベルドロフスク・ウラル地区に本拠を多くUralmashが同社Webサイト上で、新たな大株主にガスプロムバンクが就いたことを発表したことで明らかになった。
OMZはグルジアの政府閣僚者であるKakha Bendukidze氏が創業した会社で、04年度の収益は03年度から260%増加した6100万ドルを記録している。
市場では、ガスプロムはOMZ株42.16%を取得したと見ており、その他にもガスプロム傘下のガスフォンド(Gazfond)でも約15%のOMZの株式を保有していることから実質過半数を抑えた形となっている。
また、OMZの市場価値は1億6000万ドルと試算されている。
スカンジナビア航空グループ(SAS)は8日、05年第3四半期の税引き前収益が経費削減や搭乗客の増加などにより5倍増となったことを発表した。
第3四半期の同社の税引き前収益は、昨年同期の1億200万SEKから5億4500万SEK(6690万ドル)まで拡大した。市場アナリストの間では、収益規模はまだまだ拡大すると分析しており、05年度は年間を通して黒字化することが期待されている。
第3四半期の売上高は、昨年の154億SEKから165億SEKまで拡大した。
ロシアの酒造メーカーバルティカ(Baltika)を傘下に置くバルティック飲料(Baltic Beverages)によると、ロシアでのビール販売高が競合他社を上回る成長率でシェアを広げているという。
バルティック社によると、同社の05年第3四半期のロシアでのビール販売高は10%の拡大となり、他社を控え、国内市場でトップシェアを固持している。
同社の第3四半期の事業全体での売上高は21%増の5億5500万ユーロ(6億5600万ドル)を記録した。
今期の販売好調は、販売店への販売強力に力を入れたことが大きく寄与したと見られている。