ロシア経済発展商務省は26日、9月期の国際現物市場におけるウラル産原油の平均価格が 1バーレル58.2ドルをつけ、年間で52.8%の上昇を記録したことを明らかにした。
この8月にはウラル産原油は一時期アメリカのハリケーン「カトリーナ」の影響を受け、1バーレル58.6ドルをつけたこともあり第3四半期の平均価格は第1四半期からは22%値上がりした57.2ドルまで達した。
同省では、9月に入り、石油価格は値下がりを見せながらも、以前世界的な需要高が続いていることから石油危機の懸念などの影響を背景に依然高値が続くと見ている。
エストニアのメッキ工会社Galvexが借金の形に経営権を奪われるという事態に陥っている。
Galvexの再建を目指してきたドイツ銀行、米ゴールドマン・サックスと債権サービス会社Alvarez & Marshalはこれまで同社の経営を軌道に乗せるようにサポートを続けてきていた。
Galvexの債務は、当初銀行5行からのシンジケートローンからなっており、主要行にはドイツのHypoVereinsbankがついていたが、その後ドイツ銀行とゴールドマン・サックスがこの3月4月に銀行5行から全ての債務を買い取っていた。
ロシア最大の石油会社ルクオイルが中国石油天然气集団公司(CNPC)が買収提案している加ペトロカザフスタンを同額および同条件で買収する意向であることを示唆した。
ルクオイルでは、もしカナダのアルバータ州裁判所が10月26日に予定している中国企業へのペトロカザフスタン株売却を認めなかった場合に、中国企業が提案している全ての条件と同じ条件で買収すると25日発表した。
ルクオイルでは、ペトロカザフスタンの株主が十分満足する買収条件の提案により、CNPCによるペトロカザフスタン買収といった流れに急ブレーキがかけられると見ている。
日産自動車欧州(Nissan Europe)がリトアニアに1000万LTLを投じてバルト最大の自動車センター(ショールーム)を開設することをリトアニアで日産の代理を務めるFakto Autocentrasが24日発表した。
ショールームの開設は、日産自動車のバルト3国への長期的な戦略に基づくものであるとFakto社のDonatas Rutkauskas氏は明かしている。Fakto社によると、ショールームの開設で日産車の市場シェアは2%の拡大を見込めると試算している。
Fakto社では、06年度のシェア目標を5%まで引き上げたいとしている。
米マクドナルドのロシア代表オフィスが24日、今年年末までにロシアに11店舗を新規開店させる意向であることを明らかにした。
マクドナルドは、今年年初からの9ヶ月間にモスクワ、モスクワ地区、サンクトペデルブルグ、ロストブ-オン-ドンなどに7店舗を新規開店させており、現在134店舗をロシアで運営させている。
ロシアでマクドナルドを1店舗開設させるには100万から150万ドルが必要とされる。