ルーマニア国内最大手の石油会社Petromが2010年までに30億ドルを投資し、石油生産の安定化や精製技術の近代化などを図ることを14日明らかにした。
同社では、毎年3億ドルを投資資金として予算に計上していく。
連邦裁判所からの指示により、残るユコス資産が全売却され、資産70億ドル強が債務支払いに振り向けられることになる。
ロシア最大を誇った石油会社ユコスは、昨年、既に傘下の石油会社を国営のロスネフチに280億ドルの債務支払いのため強制入札で手放している。
連邦裁によると、ユコスはこれまでに140億ドルの追徴課税を支払ってきており、残る債務の支払いを資産売却で補うことを請求する意向であることを明らかにしている。
海外資産などを合わせると、ユコスには外国銀行に預けている4億7500万ドルの預金を含め、2000億ルーブル(74億ドル)の資産を依然保有している。
今後も債務返済が滞るようであれば、連邦裁判所は資産凍結と同資産の売却を急ぐ指示を出す容易があると14日明らかにした。
大手行の一角NORD/LB Lietuvaが監査前としながらも05年1-9月期の収益が3010万LTLに達したことを13日発表した。
収益額は昨年より2604万LTL高い水準となった。同行では、今年最後の四半期となる10-12月期には、よりリテール部門に集中するとし、顧客の満足度を挙げていくことを目標にサービス重視の営業を進めるとしている。
ロシア最大の石油会社ルクオイルがネルソン・リソーシス買収のための資金200億ドルをシティバンクから調達したことを13日発表した。
融資期間は6ヶ月間で、金利はLOBORに0.5%のプレミアムが乗せられる。
ルクオイルでは、9月30日にネルソン社株100%の取得のために全額現金で支払うことで合意していた。買収価格は、現金で支払うとのことから15%の値引きが実施されることになっている。
アイルランドの欧州大手格安航空ライアン航空(Ryanair)が04年10月31日以来就航を始めたリガ路線で、搭乗客数が30万人を突破したことを12日発表した。
同社は、リガからはロンドン、タンペレ、ストックホルム、フランクフルト、リバプールなどへ就航している。
また、同社では、今回の30万人搭乗者記念として、リガからストックホルムおよびタンペレへの航空券を期間限定で0.01LVLで販売することを決めている。