急拡大する南東欧の市場を踏まえ、アイスランドのジェネリック医薬品メーカーActavis Groupが30日、ハンガリーの医薬品会社Keri Pharmaを買収したことを発表した。
Keri Pharmaは91年の創業で、特にジェネリック薬品の開発、販売、マーケティングを事業の要としている。現在は、売り上げ増を目論み、隣国のポーランド、スロベニア、スロバキア、チェコ、バルト3国などに商品を輸出している。
ロスネフチによる買収報道が流れたことでユコス株がこの3日で20.7%値上がり、1株31.675ルーブルの高値をつけている。
買収報道はあくまでもうわさに過ぎない。
ロスネフチでは、今回の報道に一切のコメントを出しておらず、ユコス解体後の同社資産の取り扱いが改めて注目を浴びる形になった。
世界経済フォーラム(WEF)がエストニアを世界競争力ランキングで第20位に評価した。旧共産圏ではずば抜けて高い評価となった。
同調査の対象国は世界117カ国となっている。03年度にフィンランドが第1位をアメリカから奪取して以降、フィンランドは第1位を維持しており、世界でも最高の競争力を誇示している。
第2位には、アメリカが評価され、次いでスウェーデン、デンマーク、台湾、シンガポールなどが続き、上位10カ国にはその他にアイスランド、スイス、ノルウェー、オーストラリアなどが上位に評価された。
証券会社のTroika Dialogは29日、ロシア国内シェア2位の大手石油会社TNK-BPが年内に予定している同社のIPO後の市場価値が490億ドルに達するという見通しを明らかにした。
TNK-BPの半分の株式は英国BPが保有しており、現在、傘下600社をまとめ、双方株式の持合を行うことで事業および財務基盤を固めている。
そのほかの株主には、ロシアのAlfaグループ,Access-Renovaなどがあり、これまでの時価価値は200億ドルと見られてきたが、昨今の原油価格高騰を受けて、株価は少なくとも50〜100%上昇するものと見られている。
ドイツ大手金融機関HVBのポーランド法人Bank BPHのJozef Wancer代表は28日、収入増により05年度の市場シェアが拡大する見通しであることを明らかにした。
同行は、過去2年間にほぼ全域で営業基盤を固めてきており、他行以上に経営効率が強い財務体質になっているという。
2004年度に同行は10億2900万PLNの収益を計上し、昨年の流れを引き継ぎ、今年上半期にも昨年同期比で15%増の4億5500万PLNの収益を計上した。
資産残高でポーランド第3位の規模を誇るBPHは、今後シェア第2位のPekao銀行との合併が控えている。