ロシアで天然ガス事業を独占するガスプロムが中国東部および西部までを結ぶパイプラインの建設に関する可能性について傘下企業であるGazpromexportが21日示唆した。
同社によると、ガスプロムでは優先事業としてそれぞれの選択について協議しているとし、決定は依然下されていないという。
東部パイプラインはロシア極東の海岸地域から建設されると見られ、西部パイプラインについては中国国境とロシアのAltai地区を結ぶ案が思案されている。
ロシアの最大手石油会社ルクオイルと米コノコ・フィリップスの両社が、リトアニアの石油精製会社マゼイキウ・ナフタの買収に興味を示していることをリトアニアのKestutis Dauksys経済相が20日明らかにした。
米露の両社は、露ユコスが保有するマゼイキウ株53.7%を均等に2分割し、保有する意向。
ロシア最大の石油会社ルクオイルは20日、USGAAPによる05年上半期の収益が52.7%増の25億9000万ドルに達したことを発表した。
04年上半期の収益額は16億9600万ドルであった。また、今年度上半期の売上高については、146億900万ドルから66%増の242億5000万ドルまで拡大した。
8月期のラトビアの失業率が7月期の水準と同じ7.8%となった。
国立就労局によると、8月初めの時点で失業状態にあった8万3121人は、月末には8万3345人まで拡大した。
国内で最も失業率が低い地域となった首都リガでの失業率は、5.1%であった。
ロシア最大の石油会社ルクオイルがロシア政府が輸送税を引き下げることを前提に、06年度から1日10万バーレルの石油を中国へ輸出することも可能になると先週の16日示唆していた。
05年上半期にルクオイルは、昨年から3割増となる1日6万バーレルを中国へ輸出しているが、依然、中国の需要を満たすには程遠いという実情がある。
ルクオイルでは、対中事業を控えている背景を、対欧州事業と比べて、経費が余りにもかかり過ぎる事などを挙げている。
現在、ルクオイルの平均輸送コストは、1バーレルあたり4ドル程度で、鉄道による中国向け輸出は1バーレル10ドルのコストがかかっている。
これまでに、中露間では、エネルギー産業での協力を強化することをこの3月に合意しており、その中にはロシアから中国への石油の鉄道輸送などを拡大することなども含まれている。