スロベニアが欧州委員会から通信規制の遵守を求め、警告文書を送付した。

欧州委員会は、スロベニア政府に対して、通信規制を遵守することを求める公式文書を送付したことを明らかにした。

今回送付された警告文書の中には、もし今後もスロベニアが法を遵守しない場合は、ルクセンブルグの欧州委員会司法裁判所で審議することになると言及されている。

欧州委員会ではスロベニアに限らず、その他にも最大10カ国に同様の措置を取る姿勢を見せており、業者間の電話番号のポータビリティーに関する規制などを遵守することを各国に今後も呼びかけていくとしている。

スウェーデンの大手自動車メーカーボルボ(Volvo)を含む外国の自動車メーカーがロシアのトラックメーカーKamAZの株式取得に興味を示している。

外国メーカーの多くは、連邦資産監督局が先週初めに明らかにしたKamAZ株34％を06年度にも放出する意向であるというニュースに基づき、その詳細を当局へ問い合わせを急いでいる。

政府持分の株式総額は、1億3500万ドルから1億4500万ドル相当になると市場関係者の中では試算している。しかしながら、軍用品メーカーでもあるKamAZの株式放出は、国家保障戦略上大きなリスクが伴うと見られる事から実際に民営化されるかは不透明な点も多いとされる。

政府の他にKamAZ株を保有するのは、政府関係基金や大手銀行のVneshtorgbankなどとなっている。

ベルギーの銀行グループKBC Group N.V.(KBC.BT)は7日、ルーマニア最大の銀行Banca Comerciala Romana(BCR)の主要株式取得に興味があることを示唆した。

ルーマニア政府では、BCR株の取得意思のある企業は、7月14日を意思表明の期限として設けており、少なくともBCR株50％＋1株の買収を取得義務としている。

これまでに金融グループFortis NVも同様の取得意思を表明している。

BCRは現在、ルーマニアの銀行シェア26％を獲得しており、総資産は昨年末の時点で64億ユーロに達している。昨年の収益は1億6100万ユーロであった。

買収に興味をもつとされる他の金融機関には、仏BNP Paribas、Credit Agricole、独Deutsche Bank AG、伊Unicredito Italiano SpA、

Banca Intesa、葡Banco Comercial Portugues、米Citigroup Inc.、Texas Pacific Groupなどの名前が挙がっている。

政府では、買収に興味を引く金融機関にBCR株取得は、最低でも50％＋1株か62％の株式の取得を期待している。現在の株主構成は、ルーマニア政府37％、EBRD及びIFC25％、BCR従業員8％、6つの投資ファンドで6％などとなっている。

韓国の現代自動車CIS諸国及び中欧地区代表オフィスは7日、今年1-6月期の新車販売台数が昨年の1万8217台から130％増となる4万2431台に急拡大したことを発表した。

今回発表された新車の販売台数には、Taganrog自動車組立工場で生産された自動車と輸入車が含まれている。Taganrog工場で組み立てられたAccentモデルは今年現代自動車がロシアで販売した自動車の中で最も売れた人気車種となった。

この半年の間にAccentモデルは、1万7850台を販売し、昨年の7372台から倍以上の販売台数を記録している。次いでNo.2の人気車種となったGetsは期間中に7672台を販売し、Elantraでは6681台を販売した。

昨年、現代自動車は5万686台の新車を販売し、03年度の販売台数1万4561台から大幅に販売台数を伸ばしていた。

オーストリア航空(AUA)は6日、経済省が表明したスロバキア航空の株式34％の売却で、取得に興味を持っていることを表明した。

既にAUAはスロバキア航空の大株主になっており、残り株34％の取得に前向きであるとしながら、買収条件などを踏まえて最終的な決定をしたいとしている。

運輸省では、今年年内にスロバキア航空株を売却したい意向としている。

AUAは、スロバキア航空に対し2億Skの融資を行うことを確約しており、運輸省では、これまでにスロバキア航空株63％をAUAへ移転させていた。