ルパードマードック(Rupert Murdoch)氏率いるニューズコーポレーション(News Corporation)がロシア市場への足掛かりを求めている。
同社では、ロシア進出の為に先ずロシアの広告会社を買収することで進出の足掛かりをつくり、旧共産圏国家に随時進出を掛けていくとしている。
ニューズ社では、ロシア進出に向けて欧州復興開発銀行(EBRD)に対して1億3000万ドルの融資申請を行っており、来週にもその結果が出されると見られている。
ニューズ社は、2億2300万ドルをロシア進出へ投資する模様で、その全てが広告業に振り向けられるのか否かは明言を避けている。
フィンランドの電子メーカースカンフィル(Scanfil)は9日、Oulu工場の従業員40人を解雇することで話し合いを進めていることを明らかにした。
今回のリストラは、価格競争の激化や途上国に市場を求める上での更なる経費の削減が必要となることなどを理由に断行するとしている。
同社では、フィンランドの他にベルギー、中国、ハンガリー、エストニアに工場を保有している。
05年1-3月期の輸出総額が04年同期比で41%増の525億6000万ドルとなったことを6日ロシア中央銀行が伝えている。
期間中のロシアの輸入額は24.8%増の245億ドルであったことから、貿易黒字は輸入総額に匹敵する規模に上っており、1-3月期の貿易黒字は280億6000万ドルとなった。
対CIS諸国向けでの貿易黒字は21億ドルとなり、残りの259億5000万ドルは、その他の諸国貿易から計上されている。
ラトビアがとうとう欧州為替交換メカニズム(European Exchange Rate Mechanism:ERM II)に正式に参加し、早ければ07年にユーロへ通貨統合を計る予定である。
ラトビア、マルタ、キプロスの3カ国は4月29日に5月1日の欧州加盟1周年を踏まえ、ERMIIへの参加を表明した。これによりラトビアの通貨ラトは1ユーロ≒0.702804で固定されることになる。
今後は、マースリヒト条約に則り、加盟条件を一つ一つクリアしていくことが問われることになる。既に隣国のエストニア、リトアニアそしてスロベニアでは昨年6月にERMIIへ移行済みで、07年のユーロ統合を視野に入れている。
マルタやキプロスではエストニアなどと同時期の07年度の移行を模索しており、ラトビアでは08年のユーロ統合を最優先時期と設定している。
ほか中東欧諸国では、スロバキア09年、チェコ、ポーランド、ハンガリー2010年などの通貨統合スケジュールを予定している。
市場調査会社IDCは5日、04度中にロシア国内で販売された携帯電話総額が45億ドルに達したことを発表した。
携帯電話市場を牽引するのはモトローラ、サムソン、シーメンスなどで、昨年は3社合計で計2700万台を販売しており、総数の59%を占める販売台数となった。
また、ロシアの携帯通信大手であるMobile TeleSystems、VimpelCom、MegaFonの3社は、軒並み過去最高の収益を計上しており、市場拡大を狙って、隣国の主要都市にまで事業の拡大を図っている。
国内の携帯電話市場の77%はモトローラ、サムソン、シーメンス、ノキアの4社で占められており、IDCの調べでは、昨年の最人気機種はモトローラのC20xシリーズであった。
今年年初からの3ヶ月間に国内で販売された携帯電話台数は760万台に達し、売上高は11億ドルを記録した。第1四半期中に販売された携帯電話のメーカー毎のシェアは、シーメンス20%、モトローラ19%などとなった。