香港を本拠とするA.S. Watsonが昨年ラトビアで買収した小売店Drogasのエストニア進出を画策していることが明らかになった。
同社では、エストニアでの代表者(CEO)となる人物のヘッドハンティングを始めており、同時に財務部長、出納係などの採用を急いでいるという。
A.S.Watsonは、香港で最もお金持ちとされる李嘉誠が率いる企業の傘下組織で、欧州及びアジアの31カ国で6200店の店舗を運営している。昨年の総売上は1000億EEKであった。
ロスネフチがロシアの飛地カニングラードのバルト海円沿いに2億ドルを投じて石油ターミナルを建設する計画があることが22日明らかになった。
石油ターミナルは、06年末の完成を目指してYatarny市に建設される計画で、年間500万トンの取扱量の規模を誇ることになる。既にカニングラードのヴラジーミル・エゴロフ(Vladimir Yegorov)知事が今回の石油ターミナル建設援助計画の最終承認に署名したとブルームバーグが伝えている。
チェコで最も老舗とされる酒造所の一つであるPodkovan酒造の04年度に出荷したビールの販売高が4%増の215万リットルとなり、ペットボトル飲料水では131%増の356万リットルとなった。
同酒造所では、この数年間続いた販売高の不振もこれで乗り越えたことが明確になり、今年度はビールの販売高を300万リットルを目標に据えている。
同時に、今年は昨年売上高の1.5%に過ぎなかった輸出にも力を入れて行きたいとしており、現在イスラエル、ロシア、ドイツなどに限られている輸出先を今後はアメリカ、カナダなどに広げていく戦力を取っていく予定だ。
Podkovan酒造は1434年に操業され、1997年に一度生産を停止した後、A+Cに買収されていたが、2003年にA+Cも破綻したことから現在の株主Lora Viktoriaに引き取られている。
Opora及びVTsIOMが実施したロシア国内での起業に優しい都市調査の結果が21日発表された。調査結果から、モスクワ、サンクトペデルブルグなどの大都市は、小規模事業主には不向きであることが分かった。
同調査では、ロシア89地域の80地区にある4350の事業主を対象に行われ、ヤマロ-ネネツ自治管区とバシコルトスタン共和国がロシア連邦で最も起業がし易い地域となった。
大都市のサンクトペデルブルグやモスクワはそれぞれ68位、77位となり、新規に事業を起すには最も向かい都市と評価された。
起業家が最も苦心するのは、犯罪や法的な介入などではなく、官僚等の存在が一番懸念材料だと応えている。その他には、税務当局からの唐突な追徴課税や法整備の未整備などが挙げられている。
Oporaによると、現在ロシアには470万人の起業家がおり、彼らにより起業された事業体は98万2000社に上っている。また、これらの小規模事業体がロシア経済のGDP10-12%の規模を占めているという。
今回の調査でヤマロ-ネネツ自治管区のような極区が最上に評価された理由は、市場への参入がし易く、競争が比較的緩いことが挙げられる。一方、モスクワなどの大都市の評価が低くされたことへの理由では、市場への参入が難しく、開業経費が極端に高いことなどが上げられている。
起業に優しい都市ランキング
01. ヤマロ-ネネツ自治管区
02. バシコルトスタン共和国
03. スタヴロポリ
04. トゥーラ
05. スモレンスク
67. モスクワ地区
68. サンクトペデルブルグ
77. モスクワ
情報提供元:Opora/VTsIOM
医薬品メーカーのKrkaが今年第1四半期に316億SIT(1億3180万ユーロ)の売上高を記録し、04年度の各四半期平均より24%増の売り上げ高となった。第1四半期の収益については、昨年同期比10%増の42億SIT(1752万ユーロ)であった。
Krkaの執行役員Joze Colaric氏によると、同社の売上げはロシア、ポーランドで好調で、これらの国々の医薬品市場は今後数年間は継続して拡大が期待できるとしている。
同社のロシア法人Krka Rusでは、ロシア市場の拡大を受けてロシア工場で生産している3種類の医薬品を年内に5種類まで拡大することを決めた。
Krkaは今後、中東欧、南東欧などの市場を中心として事業拡大に注力していき、年内にはこれらの諸国から14%増の売り上げ増が望まれている。現在、同社が最も優先している中東欧市場では、事業規模はグループ総収入の28%を占めている。
また、Krkaの売り上げに占める処方箋医薬品は81%に上っており、薬局販売の医薬品13%を大きく上回る収益源になっている。
今後は、特にクロアチア市場に注目しており、年内にJastrebarskoに自社工場を建設する計画である。