経済発展商務省のグレフ大臣は6日、ドイツのシーメンスが発動機タービンメーカーSiloviye Mashinyの主要株式の取得を決めたことを絶賛した。
昨年ドイツのシーメンスがSiloviye Mashinyの株式70%の取得計画を発表していたが、ロシア政府としては国家の保障問題に繋がるということでプーチン大統領の承認待ちの状況が続いていた。
グレフ大臣によると、今回の決定がロシア産業にとっても重要なステップになるとし、新規事業の創設などロシアに新たな風が吹くことが期待できるとしている。
シーメンスでは、買収後に2億5000万ユーロの投資を行う予定としている。
ルーマニアの自動車メーカーDaciaのLoganモデルのモルドバでの輸入販売代理店DAAC-Hermesが今年200台の販売目標を掲げている。DAAC-HERMESでは、首都キシニョフ(Chisinau)で行われた展示会の後、1週間で既に30台を販売した。
同社は、今年Daciaブランドの販売にこれまで以上に力を入れて行きたいとしており、展示会後数日で売上げた30台という記録は、同社にとっても過去最高の販売記録となった。
昨年ルーマニアで最優秀車に選出されたLoganのセダンは、モルドバでは5500〜7500ユーロで販売されており、最も高いとされる高級モデルでは、エアコン、安全バッグ、電子制御付き窓・ミラー、ABSブレーキシステムなどが装備されている。
同モデルは、ルノーによるデザインで、Pitesti工場で生産されている。ルーマニアでは生産が間に合っていない状況で、Loganの購入に列が出来ている状況である。
昨年DaciaがブカレストでLoganを発表して以来、ルーマニアでは既に1万3000台が販売されている。現在納車待ちに1万人強のリストが出来ている。
DAAC-Hermesでは、Dacia以外にもシュコダ、日産、ルノー、シトロエン、フォードなどを取り扱っている。
昨年ロシアから海外に流れた資金(キャピタルフライト)が03年度期比で4倍増を記録し、依然05年第1四半期でもその流れが変っていないことが明らかになった。
ロシア中央銀行によると、昨年1年間にロシアから海外へ流出した資金は、2003年度の19億ドルから94億ドルに拡大し、今年に入ってもその傾向は継続しており、年初からの3ヶ月間で9億ドルのキャピタルフライトを記録した。
2004年1-3月期のキャピタルフライトは、42億ドルに達していた。
大手金融グループCeska sporitelna(CS)傘下の保険会社Pojistovna CSは4日、2004年度の保険料収入が38億9000万CZKを記録したことを発表した。
同社の昨年の総収益は22億8000万CZKに及んだ。
同社では、生命保険事業の責任準備金は32%増の93億3000万CZKまで積み増しさせ、生保事業からの高収益を背景に、同社では今後も生命保険事業に事業を集中させていく計画としている。
昨年度に同社の生保部門では、32億7000万CZKの保険料を受け取っており、同社が発行した保険証書は03年度期比49%増の39万8000万枚まで達した。
ロシア・アルミニウム(RusAl)がオーストリラリアのQueensland aluminum works(QAL)の株式の買い増しを実施し、保有株式比率を最低でも22%まで引上げた。
RusAlは先週末、Kaiser AluminiumからQAL株の取得を完了させたことを発表していた。ロシアに本社を置くRusAlは昨年10月にQALの株式20%を4億100万ドルで落札し、同時にKaiser Aluminiumが抱えていた6000万ドルの債務を引き継ぐことを決めていた。
QALの株式取得によりRusAlには年間77万トンのアルミナが齎され、年間100万トン以上の生産高を助長させると見られている。
また、Kaiser AluminiumはRusAlとの間で、保有する全てのアルミナを引き渡す契約を結んでいる。