ハンガリー最大の銀行グループOTP傘下のDSK銀行の04年度の総収益が03年度期比で60%増となり、7300万BGN(4930万ドル)の収益を計上した。
同行の総資産は、04年度には32億BGNまで拡大し、預貯金額は26億BGNを超える水準まで増加した。昨年の貸し出し残高は17億BGNに達しており、ブルガリアの融資市場の43%を獲得している。
DSK銀行では、現在380万人の顧客を抱えており、100万口以上の当座口座の開設や70万枚強の銀行カードが発行されている。その他には、法人顧客として、5万社と取引を行っており、融資残高は03年期比で2倍増となる5億BGNに達している。
2008年頃には、モスクワ-サンクトペデルブルク間を移動する手段で最も早い手段として列車が飛行機に取って代わるかもしれない。ロシアの2大都市を結ぶ高速列車により、乗車時間が3時間まで短縮する。
昨年の12月にロシア鉄道(RZD)とドイツのシーメンス社(Siemens Transportation Systems)の間で時速250キロの高速鉄道の車両購入の契約について討議されており、4月には両社による調印が予定されている。
今回ロシアに導入される高速車両はドイツの高速InterCity Expressと同じものが納入される予定である。ロシア鉄道では、シーメンス社を最終的に選択した理由を、同社がロシアでの事業を真剣に長期戦略で捉えていることを挙げている。
既に両社間では基本的な合意事項は固まっており、4月早々に調印が結ばれる見込みである。
米のファーストフード大手マクドナルドのハンガリー法人McDonald Magyarországが22日、2004年度の売上げが一昨年期比6%増の274億HUFとなったことを明らかにした。
昨年の営業収益は7%増の19億8000万HUFに達し、各店舗毎の売上高は、一昨年の平均3億800万HUFから3億1900万HUFまで拡大した。
同社では今年12億HUFを投じて内装を改めたり、新規に4店舗のマックカフェを開店する計画を立てている。現在マクドナルドのハンガリーでの従業員数は5000人に上り、ファーストフード市場でのシェアは70%近くを獲得している。
国営のロスネフチ(Rosneft)傘下に入ったユガンスクネフチェガス(Yuganskneftegaz)が元の親会社であるユコスに対して破産を求める申請を行う準備があることが22日明らかになった。
ユガンスク社がモスクワ仲裁裁判所に対して近い将来提訴も辞さない姿勢を示していることを理由にユコス副社長のAlexander Temerko氏が辞任を表明している。
ユコスがロシア裁判所から破産の烙印が押された場合、既存のユコス資産はより容易に売却の処理がし易くなる。ユコスは昨年末にロシア当局から追徴課税280億ドルの支払い分の代わりとして強制的にユガンスク社を売却させられていた。後日ロスネフチが当初ユガンスク社を落札していた幽霊会社を買収することで、ユガンスク社を実質的に傘下におくことに成功していた。
皮肉にも、ユガンスク社はユコスが昨年末に米ヒューストンの破産裁判所に対して取った手法と同じ手法でユコス社に対して提訴することで、ユガンスク資産の売却を防ぐ手段を講ずることになる。
ロスネフチは月初にユガンスクを通して、モスクワ裁判所に損害賠償とユガンスク社の資産を勝手に持ち出した事へ110億ドルの損害賠償を求めて提訴していた。
Temerko副社長によると、その他にもユコス傘下のサマラネフチェガス(Samaraneftegaz)とトムスクネフチ(Tomskneft)の2社が親会社のユコスに対して115億ドルの損害賠償請求を求めて提訴する可能性が出ており、ユコスは外部だけでなく、身内からも訴訟を受ける羽目に陥っている。
サマラネフチェガスとトムスクネフチの2社でロシアの石油生産の8%を占めている。
クロアチアの日刊紙Dnevnikによると、スロベニアの食料品加工メーカーDroga KolinskaとクロアチアのPodravkaの合併が秒読み段階に差し掛かっている。
同紙によると、既にPodravka側では、両者間で株式10%を相互交換する株式の持ち合い企画書を準備している。合併を前に両社が株式を持ち合うことで、両者間の信頼関係を構築することが目的だという。
Podravkaでは今回の提案事項について最高経営会議で議題に挙げる予定で、この夏には関心表明書(letter of intent)を取り交わす意向である。