昨年1−11月期の期間中、モルドバの対露貿易の貿易黒字が1億3480万ドルに達し、2003年度期比14.3%の増加を記録した。モルドバの対ロシアへの輸出は、11ヶ月間に16.3%増の3億2010万ドルであった。モルドバの輸出先としてのロシアのシェアは、04年度は03年度の39%から36.3%に減少した。
一方、ロシアからの輸入では、1−11月期に17.7%増の1億8530万ドルとなった。モルドバの輸入先としてのロシアのシェアは03年度の13%から11.8%へとロシア依存が若干ながら改善し始めていることが見て取れる結果となった。
しかしながら、ロシアがモルドバ製品の主要輸出先であることには変りはなく、ロシアが主にモルドバへはエネルギーの輸出に集中していることに対し、モルドバからロシアへの輸出商品には、主にワイン、コニャック、ジュース、缶詰入り果物、野菜などとなっている。
昨年1年間でエスト二ア証券取引所(TSE)のインデックスTalseは、1998年の経済危機以来となる最高の上昇を2004年度に記録し、57.1%上昇の448.8ポイントとなった。
市場価値は、上場企業の総額で52%増の45億EEKであった。昨年の株価の好調は昨年タリン、リガ、ヘルシンキなどのバルト海諸国に導入されたSAXESS売買システムが大きく寄与したものと見られている。
エスト二ア証券取引所では、年内にエスト二ア以外の国籍の企業の上場を後押ししていく計画を立てている。昨年エスト二ア以外からのTSE上場組みは7社を数え、昨年1年間に4社が上場を果たしている。
最も最近に上場した企業はFischer Partners Fondkommission AB社で、昨年12月31日に上場を果たした。同社は、1984年に設立されたスカンジナビア諸国で最大手の証券ブローカーの一社である。
ロシア財務省は5日、ロシアが抱える外国からの借入で最も高額とされる一部について、安定化基金の資金を使い今後3−4年で返済していくことを明らかにした。
最も高額とされる借入はパリクラブからのもので、総額460億ドルとされている。05年度中には70億から100億ドル分を安定化基金から抽出するとしている。
昨年12月1日の時点で、同基金には4625億ルーブルが積み立てられている。
エストニアのタービ ヴェスキマギ(Taavi Veskimägi)財務大臣は27日、エストニア政府が保有するエスティテレコム社(Eesti Telekom)株の売却を急がず、時間を掛けて対応することを明らかにした。
エストニア政府によると、スウェーデンのテリアソネラ社(TeliaSonera)が出していたエスティテレコム社の政府保有分49.99%の約27%分の株式買収提案時に提案された1株7.02ユーロが安すぎるとして、急いで同社株の売却に焦る必要はないとした上で、先週テリア社がエスティテレコム社の持株比率を50%強とする意向を発表したことをけん制した。
アナリストの間では、エスティテレコム社は昨年4月頃から順調に売上げを伸ばしてきており、今年1株につき8EEKの配当を出していることから、政府としては強気で対応したいのでは見ている。
ロシアの大手銀行Sberbankは27日、ロシア会計基準に基づいた今年1-11月期の収支が昨年同期比41%増の502億3000万ルーブルとなったことを明らかにした。
今年11ヶ月間での収支は75億8000万ルーブルの利益となり、1-10月期の純利益については35.6%増の392億ルーブルを記録していた。
Sberbankでは、今年の配当金総額を純利益の8%分としている。