監査法人PwCの現地パートナーであるStanley Rootの調べによると、今年ロシアで製造された外国自動車メーカーの自動車を含む国内で販売された外車販売高が90億ドルを越える勢いとなっていることが明らかになった。
2004年度に販売された自動車の売上高は179億ドルとなっており、昨年一昨年の同売上高は、それぞれ133億ドルおよび107億ドルであった。
また、同期間中のロシア製の自動車の販売高は52億ドルとなり、昨年と一昨年のそれは、それぞれ43億ドルおよび37億ドルであった。
一方、中古自動車の販売では、現時点で2004年度は36億ドルを売上げ、03年度は40億ドル、02年度は42億ドルと徐々に減少しており、市民の中古車離れが顕著になってきている。
Statoil社は13日、来年ノルウェイ沖で新規に20箇所の石油ガス資源開発を行うことを明らかにした。国営企業である同社は、石油資源開発のコストを以前のほぼ2倍となる18億NOK(3億ドル)の予算を計上している。
新規の発掘作業は、北海、ノルウェイ沖、極北ベアレント海などで行われる計画で、極北ベアレント海での発掘は議論を呼ぶものと見られており、発掘作業は北極や気候に及ぼす影響などを不安視する環境団体如何との声もある。
同社では、7箇所から9箇所の資源開発をノルウェイ沖とし、11箇所を北海沖で行う予定としている。
ロシアの通信会社VimpelCom社とSistema社の2社は先週末、インドのBPL Mobile Communications社との間でBPL社が第3者割当増資を行い、ロシアの2社が増資分を買取ることで話し合いを進めていることが明らかになった。
BPL Mobile社はインドのムンバイで携帯電話サービスを提供している。また、ロシアの2社は、BPL社の他にも同様の条件でインドの携帯電話会社との間で話し合いを進めていることを認めている。
アイスランド国家統計局は10日、12月期のインフレ率を発表し、11月期比で0.5%上昇し、通年では3.9%となったことを明らかにした。
インフレ率
先月期比:04年12月(0.5%)04年11月(0.2%)
通年:04年12月(3.9%)04年11月(3.8%)
(ロイターより)
ガスプロム社との間で合併を進めている石油大手Rosneft社の資産鑑定を進めていた米のMorgan Stanleyによると、Rosneft社の総資産は55億ドルから60億ドル程度で、ガスプロム社を買収するには十分な資産を持っていなかったことが明らかになった。
9月にガスプロム社とRosneft社は合併を発表しており、政府は当初の持株比率39%から50%強の半数を超える株式を得られると計算をしていた。
以前、独のDresdner銀行はガスプロム社の資産を782億から805億ドルと試算しており、今回のRosneft社の資産試算では、政府は7%から7.5%程度しかガスプロム社株を新規に取得出来ない事になり、持株比率を半数以上とするには残り10.7%分を別途取得する必要があるとされる。