ロシア石油大手で追徴課税に苦しむユコス社のRTS(Russian Trading System )での株価が25日、30%近く暴落し2000年末の水準となる1株95セントまで値を落とた。
先週末に発表されたユコス社主要生産施設であるYuganskneftegaz社の売却の決定と新たな税務当局から明らかにされた1700億ルーブルの追徴課税の決定が同社株価格を2つの話題が出る前の水準である1株2.8ドルから、地滑り的に下落させる要因となった。
フィンランドの造船会社Wärtsilä Corporationは24日、英国のBP Shipping社の液体ガス(LNG)輸送船4隻向けにエンジン16機を提供する契約を韓国の現代重工業社(Hyundai Heavy Industries Co. Ltd)との間で締結したことを発表した。
同エンジンは、出力240メガワットの能力を持ち、輸送船は07年中旬にWärtsilä社のイタリアTriesteの造船施設で完成する予定。
受注金額などについての詳細は、明らかにされていない。
24日、MICEXでのユコス社株が寄付き1分で27.06%の暴落を記録した。ユコス社株は火曜日に後場終値から15%強下落した11時47分に1時間の間MICEXでの取引を中止させられていた。
11月19日にもモスクワ時間18時15分の時点で取引を中止させられており、同社株の行方は大きく揺れ続けている。
ユコス社株は19日午後2時以降、大量の売り注文が殺到し、断続して下落し続けている。特に同日16時30分に税務当局から新たに2003年度分の追徴課税額1699億ルーブル(60億ドル)が課せられたことが判明してからは、下落幅を大きく拡げている。新規に追徴課税を受けたユコス社株は同日、RTS株式市場で21.95%下落し1株1.6ドルまで暴落していた。
ブルガリア中央銀行は21日、ブルガリアの独占禁止法に準じて、United Bulgarian銀行(UBB)に対し、不法なクレジットカードのプロモーション活動を行ったとして、10万BGN(5万ユーロ)の罰金を課したことを発表した。
United Bulgarian銀行は、6月のプロモーション期間中に同行のカードを利用して2000BGN以上の買い物をした顧客へギリシャのアテネへの旅行やフォトカメラ、MP3-CDなどをプレゼントを提供していた。
ブルガリアの法律では、顧客に対して利用額以上の商品や付加価値のあるものおよびサービスの提供を禁止している。
03年度には、同行はブルガリアのカード発行枚数の53%のシェアを得ている。
東欧最大の通信会社Mobile TeleSystems社(MTS)は21日、ロシア政府が進めていた東ロシアのYakutiaでワイヤレス事業を営むGorizont RT社株76%の株式入札で落札を決めたことを発表した。
MTS社は、モスクワに本社を置くGorizont RT社の76%の株式を5220万ドルで落札を決めた。Gorizont RT社は、Yakuita地区のSakha共和国で唯一携帯事業を営む企業として、現地では10万人の顧客を抱えている。