9日、株式市場ではユコス社の主要株主であるMenatep社がユコス社株61%を売却し追徴課税額を穴埋めするという憶測から、ユコス社株が一時11%の上昇を記録した。
8日にユコス社社長のViktor Gerashchenko氏は、Menatep社のユコス社からの撤退に関する可能性について言及しており、同氏は「もしMenatep社が所有株式61%を売却した場合、ユコス社が現在抱えている問題は全て解決するだろう」と語っている。
昨日、MICEX市場でユコス社株は7.89%上昇し、終値で1株90.5ルーブルを付け、同様にRTS市場では、終値で5%上昇し3.15ドルを付けている。
フィンランドの北欧最大手のメディアプレイヤー企業SanomaWSOY社は8日、第3四半期の税引き前利益を発表し、20%の収益増となり、年度末までの売上げ高予測では3%増となる見込みであることを明らかにした。
7-9月期の税引き前利益は昨年同期の4200万ユーロから5000万ユーロの増益となり、売上高は、5720億ユーロであった。
また、同社グループ傘下で、欧州トップ5の雑誌発行人で欧州9カ国に230種の雑誌を発行しているSanoma Magazines社は、グループの販売高が44%増を記録した。
アエロフロート航空(Aeroflot)は先週末、04年度1-9月期の収益を発表し、搭乗客数の増加と石油価格の上昇に伴う航空券代の値上げが貢献し、18%の収益増となった。
純利益は、収入が23%増の13億9000万ドルとなった中、1810万ドル増加の1億1930万ドルであった。
同社は、1-9月期中に17.7%増となる520万人の搭乗客数を記録し、荷物輸送では、29%増の好成績であった。
また、高決算を受けて同社は、新規に5機のTupolev 154sと6機のIlyushin 96sの購入を決めた。
ドイツHVBグループ傘下でポーランド第3位のBPH銀行は5日、今年の第3四半期の純益が昨年同期比2.5倍増となる1億6540万PLNを記録したことを発表した。
アナリストの間では、当初7-9月期の純利益を1億5100万PLNから1億7300万PLNと予測していた。今年9ヶ月間での純利益も同様に、昨年同期の2億7130万PLNから倍増となる5億8940万PLNという好成績であった。
同行では、第2四半期の純利益は昨年同期比1.6倍の2億6190万PLNを記録していた。
Mikhail Fradkov首相は先週、最低失業手当を来年1月より720ルーブルとし、最高では2880ルーブルまでとする決議書に署名したことを明らかにした。
健康社会保障省は、04年度中のロシアの失業者数は660万人から550万人へと減少すると見込んでいる。
同省によると、職安では求職中とされる100人中70人の求職者は、実際に仕事を得ているとした。
現在、公式な失業率は、人口の170万人に当たる2.3%とされている。