ロシアの鉄鋼最大手Norilsk Nickel社の米国子会社で、プラチナ及びパラジウムメーカーであるStillwater Mining Co.は2日、今年第3四半期の収益が鉄鋼価格の高騰により、年初の損失を埋め合わせる結果となったことを明らかにした。
Stillwater社は、同期間中に440万ドルの収益を上げ、年初の160万ドルの損失を穴埋めするに十分な決算となった。
第3四半期での収益は、高騰を続けるプラチナおよびパラジウム価格の恩恵を受け、年初の6660万ドルから1億4460万ドルへと大幅増となった。
アルバニア外国投資プロモーション局は1日、イタリア企業がアルバニアに既に500社進出を果たしており、アルバニアへの外国からの投資の48%をイタリアが占めていることを明らかにした。
同局によると、アルバニアへ進出を果たしている多くのイタリア企業が同国が進める民営化事業の引き受けてとなっているという。
税務局筋の話としてインターファックス誌は1日、ユコス社への追徴課税総額が170億ドルを上回る見通しとなることを伝えた。
2002年度分の追徴課税額としてユコス社へは、1932億5000万ルーブル(67億ドル)が請求され、支払済み分を除いて、累計150億ドルの追徴課税を受けることになる。
ユコス社の生産高の3分の2を占める主要施設Yuganskneftegaz社に対しては、675億ルーブル(23億5000万ドル)が2001年度分として追徴課税された。
また、Yuganskneftegaz社に対しては、2002年分として296億ルーブル(10億ドル)の追徴課税が確定したばかりであった。
ユコス社およびYuganskneftegaz社への追徴課税総額は、175億5000万ドルとなる。
British American Tobacco社は29日、17時を締め切りとされていたブルガリアのタバコ工場2社への入札を申し入れたことを明らかにした。
世界第2位のタバコメーカーBAT社は、Bulgartabac Holding社によるSofia BT社とPlovdiv BT社の売却に唯一買収を申し出た。
最終的に競争相手と見られていたBlagoevgrad BT社とStara Zagora BT社は入札を見送ることになった。
ロシアの大手石油会社LUKOil社は30日、ブルガリアのBurgasにある石油精製会社の持株比率を現在の58.4%から大幅に買い増したいとしていることを明らかにした。
30日のDow Jones NewsWiresによると、同社の欧州子会社Lukoil Europe Holdings B.V.社は、ブルガリア政府に対しLukoil Neftochim Burgas社の株式を他株主から買い取ることの許可を確認していることを伝えた。
Lukoil社を除き、Neftochim Burgas社の株式を所有しているのは、英国領バージンアイランドのPower Trade Ltd が12.7%とキプロスのRienco Investment Ltdが24.71%を所有している。
もしブルガリア金融監督委員会が買収の許可を出した場合、ほか株主である2社は売却に応えるものと見られている。