世界的な格付け会社のFitch社は26日、憶測としながらもGazprom-Rosneft社によるユコス社の主要施設とされるYuganskneftegazへの入札の為に、ドイツのE.ON社が支援を入れるシナリオがあることを明らかにした。
Yuganskneftegazに興味を示しているE.ON社は、単独での買収でも含みを持たせている。
E.ON社による入札参加が先週から話題に上って以来、関係者の間では、同社はGazprom社の代理として同入札に参加するものと見られている。
国家統計局は25日、スロベニアの2003年度中の労働賃金平均を月給1559ユーロであったことを発表した。
同賃金は、給与と社会保険料などを合算した数字で1482ユーロ、トレーニング費用として13ユーロ、また税金で60ユーロ、ほか支出で8ユーロという内訳とされている。
最も高賃金を得ていた業種は、金融関係で2228ユーロとなった一方、最低賃金の業種とされたのはホテル及びケータリング業で1154ユーロであった。
ロシア最大の石油会社LUKoil社は25日、ユコス社の主要生産施設Yuganskneftegazの入札が公開入札の形式を取るのであれば、入札に参加する可能性を示唆した。
同社が入札への参加を示唆したのは初めてで、Yuganskneftegazの買収が同社株主へ大きなメリットになるとしている。
同社は、売却条件などが公表された後、今週中に最終決定を下す予定である。
European Intelligence Unit's (EIU)は先週の木曜日(21日)、今年年末までのハンガリーの経済成長予測を3.6%と発表した。
EIUは、中東欧(チェコ、ハンガリー、スロバキア、スロベニア)全体での経済成長率を03年度の3.5%から4.6%成長とし、同様に08年度までの成長率予測を4.3%、4.1%、4.1%、3.9%と予測した。
一方、同地域のインフレ率は03年度の2.1%に始まり、04年度4.3%、05年度3.5%、06年度2.8%。07年度2.4%、08年度2.3%と予測している。
今年5月に新規EU加盟した10カ国は、既存の15カ国に比べて賃金が低賃金な水準であることや生産性が今後改善されていくものと見られることからも、高成長が継続していくものと見られている。
22日ブルーバーグによると、トヨタ自動車が主要株主で世界第3位の自動車部品メーカーのデンソウ社が(Denso Corp.)、ロシアに工場建設を進めていることを明らかにした。
愛知県に本社を置くデンソウは、既に米フォード社が工場進出を済ましているレニングラード地区北西部に工場建設を計画しており、トヨタや日産が将来ロシアへ進出を計画していることからも日本の自動車関連会社のロシア進出の足掛りになるものと見られている。