ロシア第5位の規模を誇るMechel Steel Groupは5日、年内にアメリカで同社株10%を売却したいとしていることを明らかにした。
同社は、ニューヨーク証券取引所でIPO(Initial public offering)により2億5000万ドルを市場から調達する計画を立てている。同社の株主各者は、上場と同時に億万長者になると見られており、ユコス問題に揺れるロシアでの新たな富豪の誕生に注目が注がれる。
米国会計基準(U.S.GAAP)に準じた今年上半期中の同社の総収益は、2億5450万ドルとなり、2003年度の通年の利益1億4350万ドルの2倍近くを半年で達成している。
ロシア最大のスティールメーカーYevrazholding社とロシア鉄道RDZ社の両社は4日、鉄鋼製品の運搬を目的とした25億ドルにも及ぶ大型契約を結ぶことを発表した。
同契約は、5年間となっており、年間5億ドルから5億5000万ドルの規模を想定している。
SEBのリトアニア子会社であるVilniaus Bankasは4日、ウクライナのBank Agioの株式90%を買収することを発表した。
また、今回の買収には総額2億SEKが投じられる。
Vilniaus Bankasはリトアニアでシェア40%を占め、53万人の顧客を有している。6月末時点での総資産は、27億ユーロ。
一方、ウクライナのBank Agioは1991年に設立され、全国に12の支店網を持ち、70%近い顧客が中小企業という特徴を持っている。
ウクライナには157行の銀行が営業をしており、同行は6月末時点で、53番目の規模となる総資産5800万ユーロであった。
Hilton International社は1日記者会見を開き、05年5月にクロアチアに第一号ホテルとなるHilton Imperial Dubrovnikを開店させることを発表した。
同ホテルの建設には、Hilton Internationalの他に海運会社Atlantska Plovidba社、オーストリアの建設会社Bau Holding Strabag社の3社が2000万ユーロを投じて建設されることになっている。
Hilton Imperial Dubrovnikは、1895年に建てられた2つの古いホテルを改装し、現代デザインの中に19世紀の建築を再現する計画である。
ロシア中央銀行は1日、04年上半期の期間中、ロシアの銀行による海外投資総額が昨年期比1%減となる6億3300万ドルであったことを発表した。
一方、同期間中のロシアへの直接投資額は、7.7%増となる20億9000万ドルであった。