地元紙Postimeesによると、この景気悪化で質屋が活況しているという。
現金が必要な市民らが質屋に殺到し、価値のある財産をちょっとしたお金に変えていく姿が増えている。
ただ、質入したアイテムの定価に対し、質入れから得られるお金はほんの僅かで、一旦質入した商品が質流れすることも多く、質に入れることを悲観的にみる市民も一方で多いという。
バルティックタイムズによると、約30人からなる麻薬販売組織がエストニアとフィンランドの警察による共同作業により一掃された。
同ギャング組織は年間数百キロにもおよび麻薬を売買してきたという。
今回、フィンランド警察では270キロのハッシシ(hashish)、106キロのアンフェタミン(amphetamine)、ブプレノルフィン配合剤であるサブテック (Subutex)6000錠、コカイン400グラムをフィンランドに持ち込もうとした同組織を一網打尽にすることに成功した。
フィンランドに持ち込まれそうになった麻薬の末端価格は9550万クローン(約7億円)であった。
これまでもフィンランド警察とエストニア警察はギャング撲滅に向けて協力してきており、双方に情報の共有化を行ってきた。
エストニアでは麻薬を取り扱うギャングが多く、エストニア当局も組織壊滅に向けて必死になっている。
LETAによると、リトアニアの電力大手LEO LTがバルト3国に共通の電力市場の創設を呼びかけている。
もしバルト3国に巨大電力市場が形成されれば、市民らは各国の電力会社から好きな電力会社を選び、電力を購入することができるようになる。
上手く機能すれば電力価格が劇的に下がることになるかもしれない。
ELTAによると、エストニアの地方政府は昨年歳入を大きく上回る9億クローン(約66億6000万円)弱もの支出増となっている。
地方政府では当初の08年度予算よりも多い約240億クローン(約1776億円)を昨年支出している。08年12月になり漸く支出を抑えた為、実際に支出過多は8億8300万クローン(約65億3400万円)であった。
昨年、エストニアの227市町村は計237億クローン(約1753億8000万円)を支出し、特に人件費等として158億クローン(約1169億2000万円)を支出した。
LETAがエストニア税務局資料によると、月収2万(約14万8000円)〜3万クローン(約22万2000円)の市民が昨年急増したという。
最大給与帯は8000クローン(約5万9200円)から1万2000クローン(約8万8800円)で労働人口の15万9000人がここに属している。
しかしながら、給与の上昇は昨年までのこととなり、今年は昇給は期待できず、逆に減俸になるサラリーマンが増えると見られている。