LETAによると、経済危機に直面するラトビア経済は海外から金融支援を受けることになるが、国内総生産は来年10〜13%も縮小することになると経済省が試算しているという。
来年度の経済予測は、消費の減退で需要が縮小し、融資も減少すると見られ、融資規模は07年度の半分程度に留まると予測されている。
投資も個人消費も縮小し、国内の経済活動は停滞することになり、09年下半期になって漸く減速感も落ち着くと見られている。
エストニア失業保険基金の取締役会が09年度予算を承認し、歳入として11億200万クローン(約89億2620万円)が予定され、支出は11億2900万クローン(約91億4500万円)に上るという。
LETAによると、収支バランスは来年27%の赤字となる見通し。
エストニア一の工科大学であるエストニア工科大学(Tallinn Technical University)が教授陣数の削減と昇給の凍結を発表した。
経済ニュースBBNによると、同大の取締役会会長で且つ教壇にも立つSulev Mäeltsemees教授は先週、経費削減案を同大学が承認したことを認め、経済危機による影響が大学運営に最小限に留まるように今から備える為に経費削減を取締役会が承認したと説明している。
経費削減案では、スタッフの解雇の他、一部スタッフの無給休暇要請及び昇給の凍結、学会などへの出張も全て凍結などが含まれている。
また、臨時雇用の教授陣も雇用を止めるという。
ELTAによると、ヴィルニスが09年欧州文化首都開催計画を諦めることになるかもしれない。
来年欧州文化首都計画を開催するリトアニアの首都ヴィルニスでは、財政難から予算削減に迫られ、文化首都の開催を諦めざる得ないという。
文化首都計画開催には4000万リタス(約14億8000万円)が必要とされ、市の財政を大きく圧迫することになる。
ヴィルニス市政府は、2000万リタス(約7億4000万円)で開催できないかを模索しているが、最悪、開催を諦めることになる。
著名レストランVertigoのPeeter Tava代表が地元紙アリパエブとのインタビューで、来秋までに国内の25%あまりのレストランが廃業することになると語っている。
同氏は、来年は飲食業にとって更に厳しい年になるとし、レストランの閉店が増えるが、同社としては逆に集客率が上がると期待をよせていると述べている。