ドイツ業界2位の大手食料品卸Rewe社は27日、ロシア市場に進出することを発表した。同社は、ロシアでスーパーマーケットチェーンを展開するMarta社を買収することで同意した。

両社はジョイントベンチャーとし、Rewe社75%、Marta社25%の持株比率で新会社設立し、今後3~5年間で、5億ドルを投資する予定。

今年度中にMarta社は、最低20店舗をRewe社ブランドのBillaでリニューアルする計画である。

Rewe社は既にCEE経済圏（チェコ、スロバキアなど）でチェーン展開している。

今年ロシアでは、自動車の生産量が6〜7％増えることになりそうである。

自動車組み立て工場で今年上半期に組み立てられた自動車は、昨年期比16.5％増加の53万4,457台であった。
　
予測値では、自動車生産量は101万台から110万台に上る模様である。

SeAZとRosLadaを除くロシア内での組み立て工場では、昨年に比べて大幅に生産量が伸びている。

増産が顕著なGorky Automotive Plant (GAZ) では、Volgaの生産が54.1％増となり、Volzhsky Automotive Plant (VAZ)では自動車生産高が9％増、Ulyanovsk Automotive Plant (UAZ)では6.4％、IzhAvtoでは21.7％増と各社とも生産高を伸ばしている。

国営銀行であるモスクワ銀行（Bank of Moscow）は27日、上場計画を発表し、同行のIPOにより、外国人投資家が危惧するロシアへの信頼感を得直したいとする。

同行の代表を務めるAndrei Borodin氏は昨日、日時については語らなかったが、ロシア証券取引所（MICEX)最大の上場企業となることになると語った。

この上場により同社株を保有している投資家にとっては、株価を随時で確認できるようになり、同社株の売買を容易に行うことが出来るようになる。

現在、市政府が保有する同行の株式数は、63％である。

ロシアのシッピング会社Far East Shipping Co（FESCO)の副代表としてロシア首相 Mikhail Fradkov氏の息子Pyotr Fradkov氏（26歳）を採用したことを発表した。同社はロシア3番目のシッピング会社である。

Pyotr Fradkov氏はVneshekonom銀行のニューヨーク代表事務所において代表を務めていた。

世界的なドイツの金融グループDresdner Kleinwort Wassersteinは26日、
ロシアでの株取引は長期保有目的とし、より取引高を高めていくと発表。

傘下にヨーロッパ最大の保険会社Allianzを抱える同社は、来月からロシア企業の株取引を始める計画であるという。

同社の東欧市場担当のCarsten Stork氏は、“これで成長するロシア市場へのコミットメントを見せることが出来る”と述べた。