金利上昇で住宅ローン早期支払い増加(エストニア)

投稿日時 2007-3-14 2:05:00 | トピック: Baltic State

エストニアの住宅ローンで指標とされる6ヶ月ものEuriborが4%を超え過去半年で最高水準を記録している。

今後も金利は上昇すると予測され、金利上昇から過熱気味とされる不動産市場を冷却化させることに一役買うと見られている。

国内の商業銀行では、1月末時点で833億クローン(53億2000万ユーロ)を個人へ融資しており、2006年1月期比で61%も増加している。

中央銀行によると、消費者金融はこの1年で88%も拡大した86億7000万クローンに達しているという。

07年1月末時点で、住宅ローンの未払い分は687億クローンあり、06年1月からは62%の増加となっている。

中央銀行の資料では、昨年12月時点でユーロ建てローン平均金利は1.29%上昇した5%に達しており、一方でクローン建てローンでは、0.37%下落した7.04%となっている。

個人向けユーロ建て融資における金利水準は、1.35%上昇した4.92%で、法人向けでは、1.1%上昇した5.33%となっている。


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