タリン近郊住宅区、1年で不動産市場価値が5分の1に!?(エストニア)

投稿日時 2008-5-27 2:04:00 | トピック: Baltic State

経済ニュースBBNが首都タリン近郊のTänassilma住宅区の市場価値がこの1年間に1000万クローン(約1億500万円)から175万クローン(約1838万円)にまで急落していると報じている。

未開の同住宅開発区の不動産価格を06年に試算した大手不動産開発会社1Partner Kinnisvaraが当時1000万クローンと試算した価値を今回不動産価値が急落していると改めて試算し直した結果を明らかにした。

06年度に1000万クローンと試算された土地は、前年(05年度)には500万クローン(約5250万円)の査定が出されていた。この査定を踏まえMargus Kaal氏がNordea Bankと友人等から資金を借入、購入していた。

昨年、当初予定していた不動産開発計画が不動産市場が急変したことを受けて、頓挫してしまい、開発を計画していたKaal氏は、巨額な借金を抱えたことで家族や友人等へ渡航先を告げず、またいつ戻るかも示唆せずにエストニアから出国してしまった。

地元メディアによると、知り合いの1人がKaal氏にエクアドルで会ったことを明かしており、出国理由を債権者から逃げる為だと語ったという。

06年に不動産の査定を行った1Partner Kinnisvaraは、同地区の開発にはインフラの整備に最低でも450万クローン(約4725万円)、最大で920万クローン(約9660万円)が必要となると試算している。


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