
顧問監査法人、監査先の破綻を示唆(エストニア)
投稿日時 2008-6-5 2:03:00 | トピック: Baltic State
| 監査法人が不動産開発会社大手のQ Varaの決算書の中で同社の健全性に疑問を呈していた。監査法人の見立てではこの6月30日にも破綻の危機にあるという。
地元紙アリパエブによると、監査人であるVeiko Hintsov氏は同社の主要事業からの収益では債務の支払に間に合わないとして財政の危機にあることを示唆している。
Q Varaは、昨年末の時点で3440万クローン(約3億5776万円)の未払いがあり、今年に入ってその未払い金は拡大していると見られている。
2年前の同社の債務は220万クローン(約2288万円)に過ぎず、1年前でも2220万クローン(約2億3088万円)であった。
短期債務額は、1年前の2億9020万クローン(約30億1808万円)から3億7590万クローン(約39億936万円)に増加しており、同社が義務を負う債務の支払証券は全て今年が期限となっている。
そしてそのQ Varaでは、監査法人からの決算書を1ヶ月間も公開を避けていた。
5月2日に決算書を作成した監査法人からの財務内容への意見書が如何に衝撃的なものであったかを窺い知る事が出来る。同社はタリン証券取引所へ決算書提出の義務があったが、5月6日になっても資料が整っていないとして5万クローン(約52万円)の罰金の支払を請求された。
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