CIS : ガストーク,短期的な勝利は取敢えず確保(ウクライナ)
モスクワで進められていたウクライナとロシアとの天然ガス価格協議で、今後3ヶ月間は現状価格のままで取引されることが確定した。
ウクライナではこの1月にこれまでのほぼ2倍増となる価格でロシアからの天然ガスを購入することで合意し、ウクライナ経由で欧州へ輸出される天然ガスの盗用を停止し、両国間での関係に改善の期待が寄せられていた。
ロシアからは5年契約とされた卸価格の引上げを早くも示唆し、強要する姿勢も散らかせる動きもあったが、取敢えず第3四半期終了時点までは年初の1000立方メートルあたり95ドルの契約内容で取引することが今回の協議で了承され、第4四半期の価格については継続協議をするというぎりぎりの協議が続けられることになる。
年初の合意では、これまでのガス卸価格50ドルが95ドルまで引き上げることで両国は合意し、ウクライナによる欧州向けガスの盗用により起因した西欧諸国のエネルギー不足が解決したという経緯がある。