CIS : 石油会社,輸入量を拡大へ(ウクライナ)
ロシアとウクライナの石油会社各社がウクライナへの原油供給を増やし、ガソリンの海外輸出を拡大させることを計画しているとウクライナ政府が21日明らかにした。
ウクライナ政府は石油精製施設の近代化を即すための課税緩和を約束し、一方でガソリンの輸入課税の引上げなどを行うことを示唆している。
ロシアのルクオイル、アライアンス・オイル、TNK-BP、タトネフチの他にウクライナのウクルナフタ、ウクルタトナフタなどの代表がヤヌコビッチ首相と会談し今回の原油輸入の拡大で合意したと見られている。
国内のガソリン価格は現在レギュラーが4.7UAH(0.93ドル)で取引されている。ウクライナ国内には6つの製油所が稼動しており、その大半がルクオイルやTNK-BP、タトネフチ、アライアンス・オイルなどのロシア企業が保有する。
この1-7月期のウクライナの原油輸入高は1年前の940万トンから29.9%減少した629万トンにまで落ち込んでいる。