CIS : 大統領選に揺れるも,冷静を保つ為替市場(ウクライナ)
ウクライナの為替水準が7日連続で1ドル5.3150UAHの水準で取引されている。
世界から大統領選の結果に注目を浴びているウクライナの為替市場では、大統領選挙の結果に殆ど影響受けることなく、対ドルでの銀行間レートが1ドル5.3150UAHに落ち着いている。
ウクライナ中央銀行も全く市場介入をすることも無く、同為替水準の維持に成功していることから、政治と為替の関係が比較的切り離されている模様だ。
為替業者間では、政治の不安定期に大きく取引を拡げることを控えていることも為替の安定に貢献しているのではと見ている。
また別の要因として、市場の主要プレーヤーである米国がサンクスギビングにより取引量自体が停滞していることも為替の安定の一因と見られている。